内容説明
カストロ、ゲバラらが目指したものは──。たった82名での蜂起、相次ぐ敗走。やがて革命は成るが、襲い来る国際政治の荒波。彼らを通して見えてくる世界の動き……。評伝小説を越えて、大きく視野を広げた国際政治小説となっている。多彩な登場人物──ヘミングウェイ、JFK、フルシチョフ、池田勇人、ニクソン、ブレジネフ、ブッシュ親子、ヨハネ・パウロII世……。抜群の面白さ!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
黒猫
14
カストロが好き。尊敬する。カリブに浮かぶ小さな島国をアメリカから解放し、ゲバラの理想の国を本気で目指していた。ゲバラは理想に散りながら、カストロはゲバラの理想を形にしていった。JFK、フルシチョフ、ソ連、キューバ危機。すべて過去の話だが、アメリカ大統領が13人以上入れ替わる中でカストロは小さな島国に君臨しアメリカと対峙し続けた。経済制裁、資本主義との戦い、数々の暗殺未遂。カストロは亡くなったがキューバ革命は死なない。国民がカストロを支持し続けるからだ。天国で安らかに。カストロ、ようやくゲバラと会えるね。2016/12/30
りりりりり
0
キューバと言えば野球が有名でアメリカ合衆国の南に位置する島としか知らなかったが、義父が『面白いよ』とプレゼントしてくれた『カリブ海のドン・キホーテ』分厚く読めるか心配したが三浦伸昭さんの熱い文章とフィデルカストロさんの自国を思う熱い気持ちと行動力に頁を捲る手が止まらずあっという間に読み終えてしまった。チェ・ゲバラを始めとするシエラの仲間たちの活躍や友情も良いのだが、アメリカやソ連との駆け引きも面白い。最近のキューバは経済格差が広がっているらしいがカストロは今どのような気持ちでキューバを見つめているのだろう2016/11/10
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