アルファポリス文庫<br> 春の真ん中、泣いてる君と恋をした

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アルファポリス文庫
春の真ん中、泣いてる君と恋をした

  • ISBN:9784434337444

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内容説明

両親の離婚で、昔暮らしていた場所に引っ越してきた奏音。新しい生活を始めた彼女が出会ったのはかつての幼馴染たち。けれど、幼馴染との関係性は昔とは少し変わってしまっていた。どこか孤独を感じていた奏音の耳にふとピアノの音が飛び込んでくる。誰も寄りつかず、鍵のかかっているはずの旧校舎の音楽室。そこでピアノを弾いていたのは、隣の席になった芹生誠。聞いていると泣きたくなるようなピアノの音に奏音は次第に惹かれていくが――

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

木立花音

8
鈍感で不器用な奏音ちゃんと、優しい友人たちが織り成すハートフルドラマ。 主人公はなかなかに鈍感で、気付けー!と叫びたくなること数回笑。 思春期らしい不器用な恋心とか、些細なことで不安になる気持ちは、けれどわかるなーという感じでした。 個人的に好きだったのは夢香ちゃん。初見のイメージはあまり良くなかった彼女ですが、打ち解けてからはたぶん主人公にとって一番の理解者だったし、そのひたむきさが純真で良かったです。2024/05/19

ジジ

7
 両親の離婚で母方の祖母の家に引っ越したヒロインの奏音。  転校先の高校で出会ったのは、カノンをピアノで弾く同級生の男子、芹羽。  悩みを持つ2人が出会い、それぞれの悩みに向き合いながら、高校生活を送る、青春の物語です2024/05/06

遠宮にけ❤️nilce

6
親の離婚で母と子供の頃に暮らした街へ戻ってきた奏音。幼馴染の恭ちゃんとの関係をなんとなく周囲から固められているような窮屈さを感じるの、わかるわかると思いながら読み進めました。それにしても恭ちゃんいいやつ!!罪作りだけど……。 飛び交う周囲の気持ちの交錯に疲労する奏音の前に現れた不思議男子芹羽。奏音にはミステリアスに映るも、実は傷つきやすく純粋な心の持ち主。庇護欲くすぐられるかも。 互いの傷を補い合うように共鳴し合う二人を、誰も止められない! 全くタイプの違う個性的な女の子たちの関係性も見どころです。 2024/07/03

紫音みけ

6
心に傷を負った少年少女が出会う青春恋愛もの。人間関係や恋心に揺れる思春期の心情が優しげな文体で描かれている。最終的には全登場人物が愛おしくなった。読後は温かな気持ちになれる優しいお話。2024/04/17

葛城騰成

5
とても素晴らしい青春小説でした。奏音のピュアさが読んでいるこちらにまでちゃんと伝わってくる書き方をしていて、応援したくなるキャラ造形をしていたと思います。旧校舎で誠と仲良くなっていく二人の距離感も絶妙でした。新しい母親との接し方に戸惑う誠に寄り添おうとする奏音の愛が素敵でした。2025/08/22

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