創元推理文庫<br> 雨と短銃

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創元推理文庫
雨と短銃

  • 著者名:伊吹亜門【著】
  • 価格 ¥789(本体¥718)
  • 東京創元社(2024/05発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784488481223

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内容説明

慶応元年、倒幕を志す坂本龍馬の仲介により薩摩藩と長州藩は協約を結ばんとしていたが、一件の凶事が締結を阻む。上洛していた薩摩藩士が稲荷神社の境内で長州藩士を斬りつけ、行方を晦ませたというのだ。このままでは協約の協議の決裂は必定、倒幕の志も水泡に帰す。事態を憂慮した龍馬の依頼で、若き尾張藩の公用人・鹿野師光が捜査に乗り出す。果たして下手人は、どのようにして目撃者の眼前で逃げ場のない鳥居道から姿を消したのか。後世に語り継がれる歴史の転換点の裏で起きた不可能犯罪に、名もなき藩士が挑む。破格の評価を受けた『刀と傘』の前日を描いた長編時代本格推理。/解説=縄田一男

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マッちゃま

13
時代ミステリ、歴史が絡んだミステリの良さの1つに「歴史上の偉人が登場する」のがある。本書は著者のデビュー作でもありシリーズ第1弾の前日譚。時は幕末。薩長同盟成立の奔走する坂本龍馬、長州の建て直しを目指す桂小五郎、薩摩の総大将 西郷吉之助と懐刀 中村半次郎、新撰組 土方歳三など豪華ラインナップ。逃げ場のない場所からの犯人消失、なぜ彼はソコで斬られたのか?斬る事で得をするのは誰?その後の時代の流れを知る読み手と舞台となる幕末の京都。こういうのが好きな方には堪らないシュチュエーションな本格ミステリでもあります。2024/05/25

雨月

3
1章始まって1ページ目、鹿野くんがそこに居た。泣いた。そして更に3ページほど読む。もう面白かった。刀と傘を読んでいるので贔屓目はあるだろうが、やはり本作も良い。坂本龍馬や桂、西郷吉之助たちが登場する中、本作が本質的に描いたのは維新の英雄たちではなく、幕末を直向きに生きたであろうただの人間たちでしかないところがまた素晴らしい。著者の抒情的な人間描写には只々頭が下がるばかり。私は、終わり方がヤバ過ぎて発狂したただのオタクでしかない……。運良くサイン本で入手出来て本当に嬉しい……(号泣)。2024/06/05

透矢

2
ちょっと嫌かな、と思ってた展開になってしまった。でもそうなるのもわかる。2024/06/12

ひでまろ

1
★★★★2024/07/18

マサオ-

1
歴史時代ミステリーの形を取りながらそれも幕末の京都の情景を醸し出してその中に歴史上の登場人物がいきいきと描かれている。ミステリーの謎を解くよりも幕末の京都の情景とその中で蠢く登場人物がたいへん気に入ってぐんぐん読めた。読み終えてみると何故か人の生きざまの儚さを感じた小説だった。2024/06/08

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