シーリと氷の海の海賊たち

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シーリと氷の海の海賊たち

  • ISBN:9784001160499

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内容説明

10歳のシーリは,海賊船にさらわれた妹ミーキを取り戻すための旅に出る.海賊たちとその親玉シロガシラを追って氷海をめぐるなか,シーリは自然の厳しさだけではなく,過酷な状況でくらす人びとがほかの生き物をこき使ったり,弱者を押しのけたりするような,世界の問題にも立ち向かっていく.骨太なファンタジー.

目次

シロガシラのおはなし
鉄のリンゴ島
帰ってきたヒメウ
北極星号
ウミオウムを夕食に
遠く,ふるさとから遠くはなれたところで
ハンナのこと
枕元に銃
オオカミ諸島で
ウールストロムに呼びだされる
ナンニ
銃を撃つ
狩人にうってつけな人間
〈たこ丸〉に乗りこむ
つるつる頭とひげ面
水の中のこども
雪のバラ島の住人
船を探して
人魚のぼうや
うめられた旗
海からの訪問者

黒い髪の男の子
エイナルのひみつ
雪に落ちた血
最高の漁師
帆の村の店
〈帆の村の紋章亭〉で
北極星号の最後
野営地にいた男
わたしを見つけたひと
たこ丸の残がい
優秀な射撃手
とらわれのフレードリク
海賊たちの鉱山
鉱山のこどもたち
ミーキ
炭鉱の中で
シロガシラ船長
圧力と熱
夢に出てきたこども
ハト
正しいかけら
船長の指輪
礼砲を三発
自由になって
じめじめ島とネコ岩のあいだ
世界をささえているのは
青あらい島へ
訳者あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

桜絵

3
10歳のシーリは、氷海の青あらい島で妹と父親と暮らしていた。だが、とんだ不注意で妹が海賊にさらわれてしまう。シーリは単身、妹を助け出すために氷海の島々を巡る。シーリが出会う人々や動物たち、そして人魚。児童書だからといって綺麗な感情や描写ばかりではない過酷な氷の世界で、それでもシーリは前に進む。 児童書ながらに重厚な物語。単なるファンタジーではない。小さい女の子一人で脅威に立ち向かう過酷さ、辛さがよく表されている。2024/02/20

corriedale_

2
氷の海を泳いだり人魚()がいたり 舞台はファンタジーなのだけど、ギリギリの生活をしている人たちを正論少女がぶん殴ってケンカ別れをしていく、なかなか厳しい世界のお話。自分のために弱き者を虐げるのは人間ではなく動物だと罵りながら それは心のあり方が貧しいだけと、なんか、正しいのだろうけど、すげーな。2024/02/05

takao

2
ふむ2024/01/30

ぶたりんご

0
★★★★★2025/01/09

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