フローとストック 世界の先が読める「思考」と「知識」の法則

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フローとストック 世界の先が読める「思考」と「知識」の法則

  • 著者名:細谷功【著者】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • KADOKAWA(2024/04発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784046054739

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内容説明

本書の目的は、「世の中の具体的な個別の事象を抽象度を上げて連続的に捉えることで、その変化のメカニズムからさまざまな事象を説明し、次に起きる出来事の予想を可能にする」ということです。

本書を読み終えたとき、人間の成長と保守化、組織の栄枯盛衰、イノベーションはどのように起き、抵抗勢力はどこから現れるか、資本主義の未来はどうなるか、そして生成AIは我々の生活をどう変えるか、などの事象に明確な答えが出せるようになっていることでしょう。

本書で細谷氏はまず、「具体と抽象」と並ぶ最重要コンセプト「フローとストック」を提示します。そこで目に見える「フローとストック」の構造はもちろん、目に見えない「お金」や「ルール」などの「フローとストック」の構造までも赤裸々に明らかにされます。

そして、この「フローとストック」を、人間の思考の根幹をかたちづくる「具体と抽象」という考え方にかけ合わせて提示するのが「CAFSマトリックス」。この新しいフレームワークを使いこなし、誰もが日常の事象の先読みができるようになるために、本書はつくられました。

内容例:世の中の大半は「フローとストック」に大別できる/「フローとストック」から見た「水」「お金」「人間」/「所有」という概念が人類に与えたインパクト/精神的な世界も「フローとストック」で説明可能/抽象とは動物が感じない「目に見えない概念」/都合のよい切り取りが生む「認知バイアス」/先人の知恵の流用こそ「具体化」の真骨頂/「CAFSマトリックス」四象限を解説する/なぜ手段はいつの間にか目的化するのか/「陰謀論」にとらわれる人の思考回路/人間の学びのサイクルとアンラーン/いかなる組織も逃れられない「栄枯盛衰」/「技術による世界の歪み」を見つけ出そう……ほか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふね

6
#42 会社の先輩に薦められて。「具体と抽象」に「フローとストック」という概念を加えたCAFSマトリクスという四象限をベースにした思考フレームについて。シンプルながら応用可能性が高く、活用できそうなフレームワークと感じた。読みながら、いかに自分がストックとしての具体に囚われているかを感じた。ルールを疑い、変化を生み出す思考を意識していきたい2024/07/10

静岡茶

3
アノマリーを探せ! 具体と抽象からの具体。ストック思考にならんようにREBORN2024/06/28

林原琢磨

3
まえがきからして面白い。個人的に好みの本は大体、まえがきで興味深い問題提起や目的設定をしてくれている気がします。この本も、全体的にはやはり小難しくて読む人を選ぶ感じのところがあるけれども、日頃から「思考法を考える思考」をしている人にはとても斬新で気付きが多いと思います。「フローとストック」も「具体と抽象」も、それぞれが別に真新しい概念ではない中で、しかしそれらを連結させるとこんな画期的な捉え方ができるんだなぁと最後まで楽しく学びながら読むことができました。2024/04/30

andaseizouki

2
具体と抽象で有名な細谷さんの本で、さらに軸が増え、ストックとフローを加えた4領域で思考を整理する方法を書いている。具体と抽象も非常に分かりやすかったが、こちらの本ではさらに、時系列に伴い発生するプロセスをこの2軸でどう変わっていくのかも書いている。CAFSマトリックスにおいて、結果的に、ストックとしての抽象を打ち破り、フローとしての具体をしっかり突き詰めていき、フローとしても抽象を行っていくことができると、いわゆるイノベーションが起こしやすい。どこまで実践できるか分からないが、是非試していきたい。2024/07/05

いぶき

2
あらゆる領域で使えるFWだと思うけれど、今の自分にとってはやはり仕事(業務)への当てはめで使いたい。自分がしようとしているのはこの4象限のうち、どこからどこへシフトすること・あるいはしないことが目的なのか、そして手段はそれに合っているのか。また、自分自身はどの領域を得意としているのか。概念そのものが難しくて理解から行動へ落とし込む負荷が大きそうだけれど、これを使いこなせれば「具体<->抽象」の概念から、文字通り一次元上がった領域へ辿り着けそうなので、まずはマトリクスを書く習慣づけから始めようと思う。2024/05/03

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