フローとストック 世界の先が読める「思考」と「知識」の法則

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フローとストック 世界の先が読める「思考」と「知識」の法則

  • 著者名:細谷功【著者】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • KADOKAWA(2024/04発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 510pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784046054739

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内容説明

本書の目的は、「世の中の具体的な個別の事象を抽象度を上げて連続的に捉えることで、その変化のメカニズムからさまざまな事象を説明し、次に起きる出来事の予想を可能にする」ということです。

本書を読み終えたとき、人間の成長と保守化、組織の栄枯盛衰、イノベーションはどのように起き、抵抗勢力はどこから現れるか、資本主義の未来はどうなるか、そして生成AIは我々の生活をどう変えるか、などの事象に明確な答えが出せるようになっていることでしょう。

本書で細谷氏はまず、「具体と抽象」と並ぶ最重要コンセプト「フローとストック」を提示します。そこで目に見える「フローとストック」の構造はもちろん、目に見えない「お金」や「ルール」などの「フローとストック」の構造までも赤裸々に明らかにされます。

そして、この「フローとストック」を、人間の思考の根幹をかたちづくる「具体と抽象」という考え方にかけ合わせて提示するのが「CAFSマトリックス」。この新しいフレームワークを使いこなし、誰もが日常の事象の先読みができるようになるために、本書はつくられました。

内容例:世の中の大半は「フローとストック」に大別できる/「フローとストック」から見た「水」「お金」「人間」/「所有」という概念が人類に与えたインパクト/精神的な世界も「フローとストック」で説明可能/抽象とは動物が感じない「目に見えない概念」/都合のよい切り取りが生む「認知バイアス」/先人の知恵の流用こそ「具体化」の真骨頂/「CAFSマトリックス」四象限を解説する/なぜ手段はいつの間にか目的化するのか/「陰謀論」にとらわれる人の思考回路/人間の学びのサイクルとアンラーン/いかなる組織も逃れられない「栄枯盛衰」/「技術による世界の歪み」を見つけ出そう……ほか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ニッポニア

46
置き換える。世の中の全てをフロー、ストックで大別せよ。フローは何らかの変化、ストックはその結果生じる状態。以下メモ。抽象を含む具体と抽象。キリギリスがフロー、ありがストック。狩猟社会から農耕社会へは、フローからストックへ変化させるきっかけに。見えない世界の割合が大きい人間社会。ルールとは、本当は白か黒かで分けられないものを強引な線引きで分けること。人間の学びのサイクルとアンラーン。人が集まるとグループとして認識され、組織化される、言葉が生まれるプロセスに似ている。一つのサイクルから複数のサイクルへ、歪み。2024/12/14

GELC

13
科学の進歩や企業活動、個人の成長、果ては陰謀論まで説明可能な汎用性の高いフレームワーク。このような抽象度の高い思考ができるのは、著者がかなり高い視点で世の中を捉えている証拠で、とんでもなく頭が良い。イノベーションの流れをこれほど納得できる形で説明してくれた理論は初めてのように思う。著者が指摘するように、ストックを使う側の人が圧倒的に多いと感じる。その構造を意識して、フロー側のサイドに立てれば、多くの人と違った景色が見えるのも納得だ。世界の見方を拡張してくれる一冊だった。2025/06/07

ふね

7
#42 会社の先輩に薦められて。「具体と抽象」に「フローとストック」という概念を加えたCAFSマトリクスという四象限をベースにした思考フレームについて。シンプルながら応用可能性が高く、活用できそうなフレームワークと感じた。読みながら、いかに自分がストックとしての具体に囚われているかを感じた。ルールを疑い、変化を生み出す思考を意識していきたい2024/07/10

ちーくん

6
かなり「概念寄り」の話だからこそ、本書でいう”抽象度の高い内容”で応用が効きそうな事柄が書かれていました。『「百年単位で読み継がれている著作物」と「一週間単位で消費される雑誌」を比較すれば、どちらがより抽象的で、どちらがより具体的であるべきかは、おのずと明らかになるでしょう。』教科書に書いてあることはほとんど日常で役立たない、と言っている人に対して良い反論だと思いました!2025/03/09

代理

6
非常にわかりやすい。常識に囚われてる人は「常識に囚われるな!」と言われても何が常識かわからない。フロー人とストック人の対立は永遠。線引を変えることがイノベーションの鍵だが、それをやるにはどうしたって敵対するストック側の力が要りそう。2025/01/26

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