バットマン／フラッシュ：ザ・ボタン

著者名：ジョシュア・ウィリアムソン【著】/トム・キング【著】/ジェイソン・ファボック【画】/ハワード・ポーター【画】/中沢俊介【訳】

小学館集英社プロダクション（2024/04発売）

• ISBN：9784796877411

内容説明

我々の世界は監視ウォッチされている。

DCリバースにまつわる一連の出来事のなかで、バットマンは解明の糸口すらつかめない謎を見つける。それはバットケイブの壁に埋まっていた、血に汚れ、笑顔が描かれた奇妙なボタン。分析によると、ボタンはこの世界の物体ではないらしい……それでは、どこから来たのか？誰が残したのか？　疑問を解き明かす手助けができるのは、フラッシュのみ。ボタンはリバース・フラッシュに盗まれ、バットマンとフラッシュは奴の後を追って並行世界に飛び込む。そこには存在してはならない、歪んだもう一つの歴史が流れていた。何者かがヒーローたちに次元を超える奇妙な旅に向かわせ、死んだはずの愛する者や忘れ去られた友人を垣間見せる――だが、いったい何者が？　ウォリー・ウェストはフラッシュに警告した。見えざるなにかが我々の世界に影響を及ぼし、歴史をねじ曲げ、現実を改変して、その様子を監視していると。奇妙な黄色いボタンは、真実に迫る鍵かもしれない。事件の背後に潜むものが明かされ、DCユニバースに決定的な変化が訪れる！

●収録作品●
『BATMAN』#21-22
『THE FLASH』#21-22
(c) & TM DC.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[神太郎]

バットマンの手元に残ったスマイルマークのボタン。どこにでもありそうなものだが調べるとこの宇宙のものでは無さそう…と言うことで調査に乗り出そうとするとリバース・フラッシュが現れて…。フラッシュ・ポイントの話とも合わさり、本格的にリバース期におけるこの世界の秘密に迫る内容になっている。最後に出てきた青白い手に見覚えがあるぞ？！！そして、ドゥームズ・デイ・クロックの文字がラストに表示される。くぅ～早く読みたいけど、ここからのバットマン邦訳が外せない内容多いだけに早く読みたいけど堪える！！

2025/01/24

[辺野錠]

ドラマを見てるとあれほど手強い相手と分かっていたリバース・フラッシュが何者かにあっさりと殺害されるのが衝撃的。その謎を追う中でフラッシュポイント世界は滅びてなくてトーマスとブルースの親子バットマンが対面すると言うのが良かった。そしてここから遂にドゥームズデイクロックが始まるわけだがあのアメコミの続編をどうやっていくんだろうか。

2020/12/06

[fap]

「私の感覚が不快かね？」 引っ張るなー。 名前が出て、指先が出て、まだ監視者の全貌が出てこない。 既存の敵とは異なる次元での介入手段を持っているようで、 強さのインフレもまた新しい段階に進んだのではないかと。 なお、初代の登場＆退場が唐突で、なんのために出てきたんだとツッコミを入れておく。

2018/09/24

[ビッチュウ]

非常に面白かった。 襲われたバットマンがフラッシュと共にリバース・フラッシュに起きた真相を時空を超えて探る物語。 とりあえず、『フラッシュポイント』⇒『DCユニバース：リバース』をふまえての物語であることに注意。 本作としては、『フラッシュポイント』のバットマン側のエピローグともいえる内容。時間軸ごとの消滅に立ち向かう彼の姿に胸が熱くなった。 そして、期待のクロスオーバーのタイトル導入のイントロである点が熱い。節々にある要素を小出しにしてきたが、遂に始まるドゥームズデイ・クロック！

2018/09/30