内容説明
【韓国の働く女性を中心に圧倒的共感!】
エッセイスト、映画雑誌記者、ラジオパーソナリティ…
パラレルキャリアで20年以上奔走し、韓国では読んでいない本、観ていない映画はないといわれるほどの超働きマンなのに、「他人に対して一番羨ましく思うのは社交性」だという内向型著者による、会社員もフリーランスも必読の痛快エッセイ。
「自分を見失わずに、心も体も健やかに、仕事に対する愛情や情熱を失わないためにはどうすればいいだろう」
疲れた一日の終わり、それでも私はまだ仕事とともに進みたい。
「どうやったら疲れずに働き続けられますか?」
「ただやるんです。あまり考えすぎないように気をつけています」
やりたいという気分を盛り上げようと努力したり、やらなくちゃという義務感をモチベーションにしたりしてみようともしましたが、結果として今の私は、ただ「やる」ということに重点を置くのに必死になっています。やると決めたことはただやるのです。気分に任せてもだめだし、無理やり自分に強制してもだめ。私よ、やることにしたんだからこれはやろうよ、という具合に。
これは、社会人として生きていく私が淡々と最善を尽くす方法です。(本文より)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Roko
28
働き過ぎて体調を崩すのも、嫌な人と付き合って心が病むのも、自分で自分を傷つけているのだと気づくべきだとイさんはおっしゃいます。仕事は大事かもしれないけど、自分の体や心の方がもっと大事なの。その仕事はあなたじゃなければできないのかしら?無理してやる必要なんてないのよ。傷つくほど必死にやったって、相手はそんなことに気づかないかもしれないし、もっと高い要求をしてくるかもしれない。時には文句を言ってくる。無理したっていいことないのよ。 『自分を傷つけてまでやるべき仕事なんてない』のだから。2024/07/23
ma-san
3
仕事楽しいけど、まあ体壊すほどでもないし、人間関係壊すもんでもないから人も自分も楽しんでやったらいいよね、という体壊して気がついた人の話。まあ無理はいけないですね。2024/10/19
Rinarnation
2
全然合わなかったー!ちょっと考えが古い気がするなって思った瞬間からページが進まなかったですが、今年中に読めてよかっですー。2024/12/24
たぴ岡
0
国が違うからか、仕事へ向ける感覚や年数が違うからか、なんとなく気が合わないなと感じる部分はあったものの、とても身になる言葉をもらった。特に、帯にもあった言葉「自分を傷つけてまでやるべき仕事なんてない」は胸に刺さった。今はどちらかと言うと、自分を削ることでどうにか生活と仕事を両立(削っている時点で片方が立っていないのは明らかだが)している状況なので、現状を見直したいと思った。この本はキャリアを積んだ人に向けた部分が多いように思うので、特に仕事に熟練した中堅レベルの女性におすすめすべき本かもしれない。2024/07/20