幻冬舎単行本<br> あやふやで、不確かな

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幻冬舎単行本
あやふやで、不確かな

  • 著者名:宮田愛萌【著】
  • 価格 ¥1,672(本体¥1,520)
  • 幻冬舎(2024/04発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 450pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344042599

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内容説明

考えていることなんて伝わらないし、言葉はあいまいだ。
だから私たちは、伝える努力をしなくちゃいけない。
瑞々しい感性が光る、恋愛連作短編。

どこにでもいる普通の女の子、冴。冴からの愛を信じられなくなった伸。友人が恋人と別れたことをきっかけに、自分が恋人のことを愛しているかわからなくなった成輝。逆に、恋人との絆を強くした智世。冴のことが嫌いだけど好きで忘れられない真澄――。4組それぞれが抱える恋心を丁寧に描く。

〈宮田愛萌さんコメント〉
宮田愛萌です。この度『あやふやで、不確かな』を出版させていただくことになりました。私はいつも、他者とのコミュニケーションとは難しいものだと思っています。自分以外の人間と完全にわかりあうことなんて不可能であるのに、わかり合えたらと願ってしまう。そういう矛盾がなんかいいな、と思ってこのお話を書きました。
書き終えた今でも、私は登場人物たちとはわかり合えそうにありませんし、書いている時も喧嘩ばかりでしたが、それでも良い関係が作れたのではないかと思っています。
冴たちの物語を、たくさんの方に受け取っていただけたら嬉しいです。
よろしくお願いします。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ひとりっ公

8
Audibleにて Audible版は本編の前に著者本人による解説があって元おひさまとしては嬉しい。 本編は20代の若者たちの四種類の恋愛模様が紡がれている。難しい表現や突飛な展開もなくサラッとした心地良さを感じた。2025/03/20

まなみ

8
分かってるようで分かってなかったり、分かってもらえてると思っていたら全然違かったり、たしかによくあるよなぁ。とくに恋愛では顕著かもしれない。だからこそ踏み込んで伝えるっていうことが素敵なのかも。2024/07/27

カリスマ

8
宮田愛萌が描く恋愛短編小説。当たり前のことだが、他人が考えていることは理解できないし、分かりあうことができない。他人と歩幅を合わせるよりも、誰にも邪魔されず誰の邪魔をせず一人でいる方が楽。それなのに、誰かを求めて、その人のことをもっと知ろうとしたり、一緒に生活しようとする「恋愛」は、とても不思議なものだと、本書を読んだ後に感じた。「私は、真澄くんのそれを恋って名前にしてるよ」「退屈な会話の内容でも、言葉を交わしているのがなんとなく楽しい気がする、ということはかなり伸のことが好きなんだろうと冴は考える。」2024/06/23

zen-dai

7
第4章での伏線回収はよくあるパターンではあるが、それでも面白かった。言わないと分からないことってあるけどなかなか言わないんだよなって共感しながら思いながら読みました。2025/04/20

Pa-Po

7
出版区さんからのサイン本プレゼント当選してから時間が経ってしまい申し訳なかったけとやっと読了。 かなりよかった。4つの恋愛の話が自分の中の色んな懐かしい気持ちを思い出させてくれた。もやもやだったり甘酸っぱかったり…。1話目読んだ辺りだと中途半端な恋愛話を聞かされてるだけだったけど、全部読むとタイトルの意味がよくわかる。 (別れるということだけでなく)取り返しのつくうちに言葉にして伝えないとね。それはたぶん恋愛の時だけでないんだろう。2024/07/28

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