高校生と考える人生の進路相談 - 桐光学園大学訪問授業

個数:1
紙書籍版価格
¥1,980
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

高校生と考える人生の進路相談 - 桐光学園大学訪問授業

  • ISBN:9784865284102

ファイル: /

内容説明

「自分とは何か」「他者に寄り添うには」「どう生きていくか」......。
先の見えない時代を生きる高校生たちの悩みは広く、深い。
そんな彼らに向けて、人生を進むヒントとなる言葉を伝えた
大学教授18名の授業が収録された人気シリーズ最新刊!
子どもはもちろん、大人にとっても自分の道を見つめ直すきっかけになる一冊です。

「自分らしさに内容はありません。
いわば、何も入っていないバケツみたいなものです。」
磯野真穂(人類学者)

「無意識というのはただの悪者じゃなくて、
そのひとの根底でずっと響いている物語みたいなものです。」
東畑開人(臨床心理学者)

目次

第一章 世界から自分を考える
磯野真穂「自分らしさとは何か?」
ウスビサコ「これからの世界で生きるために」
渡辺靖「アメリカ研究者による進路相談」

第二章 文化を読み解く
トミヤマユキコ「少女漫画とルッキズム」
尾崎真理子「文化とは、文学とは何か?」
里見龍樹「旅する哲学」

第三章 角度をつけて社会を見る
AKI INOMATA「生きものと共につくるアート」
神里達博「科学技術を哲学しよう」
松浦壮「時間とはなんだろう?」

第四章 言葉と生きる
今井むつみ「言葉を使えるとはどういうことか」
都甲幸治「好きなことを仕事にするということ」
山本浩貴「生のアトリエ」

第五章 過去を通して人間を知る
藤野裕子「過去にタイムスリップして」
香川檀「自分の記憶を伝える芸術とは」
海部陽介「三万八千年前の祖先たちはどうやって未来を切り拓いたのか」

第六章 他者とつながる
松本卓也「イデオロギーと心の病気」
川瀬慈「他者を理解するということ」
東畑開人「心見る仕事」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

チェアー

5
一人ひとりの講演は短くしかまとめられていないのだが、気になる人がいたら、その人の本や関連した本を調べて深堀りするのがいい。進路を決めるためだけにこれらの話を使うのはもったいない(だから出版されたのだと思う)。学ぶきっかけに満ちた本だと思う。 2024/07/14

みさと

3
各分野で活躍する18名の研究者が高校生に語った講演録。少女漫画にはブサイクヒロインが重要な位置を占めていることを示し、漫画、ひいては現実社会に存在するルッキズムに切り込んでいった話が印象的。また、未だ日本列島が大陸と陸続きでなかった3万数千年前に、南から海を越えて渡来した人々の気持ちを知るため、筏や丸木舟で海を越える挑戦をした話に心を奪われた。その研究者の専門は人骨化石の形態学研究であって、海洋学や舟の考古学ではないのだ。興味関心に突き動かされて専門外のことに命がけで挑戦する様に、好奇心がかき立てられる。2024/06/04

言いたい放題

2
BOOKOFF。東畑開人が読みたいがためになけなしのお金をはたきました。ヘルスケア・システム/セラピストに対してもう本当に死んでくんないかなって思ったことあるあるーあれも治療のプロセスとしては必要な情緒だったのかな、、、?2024/08/20

おかつ

1
学者のみならず、アーティストや漫画家も含め多様な講師を迎えた授業。それぞれの講師が思い出の授業を語っているが、それこそこの講義が刺さって、進路に影響を受ける生徒も出てくるかもしれない。自分を振り返ると、、、つくづく意識が低かったなと、後悔先に立たず。2024/10/26

madoka

1
かしこい高校に様々な専門家が来て講演をした記録。専門性の広さから、何にでもなれるんだなと思い直したし、何にでもなれたのにという漠然とした後悔にも苛まれる。高校生のタイミングでこの話を聞けるのは本当に有意義だと思う、可能性を知るってこと。2024/07/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21901094
  • ご注意事項

最近チェックした商品