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内容説明
斜面はアイスバーンと化し、人を軽々と吹き飛ばすほどの烈風吹き荒れる冬の富士山。
その頂にある富士山頂測候所で生活する人々のために、30キロの荷物を背負い、21年間、400回以上、厳寒の富士を登り続けた富士山最後の強力、並木宗二郎。
長女が全盲になるという難病と夫婦一緒に闘い、それに疲れ果てた妻が入院、そして自殺……。
幼い三人の子供を男手一つで育てながら、危険と隣り合わせの厳冬の富士山で闘い続けた並木宗二郎の生涯を、ノンフィクション作家・井ノ部康之が描く。
■内容
第一章 さらば富士よ
第二章 富士の見えない町
第三章 はじめての富士登山
第四章 九合目の恋
第五章 長女の発病
第六章 山麓の墓標
第七章 フジアザミの飛翔
第八章 妻は山頂に至らず
第九章 子供たちとの絆
第十章 霧の中の遭難者
第一一章 五百メートルの滑落
第一二章 わが骨は富士に埋めるな
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Hiro
34
富士山最後の強力・並木宗二郎さんの半生を描いた作品。生い立ちや強力となった経緯、奥様との死別、全盲の長女と二人の息子を男手ひとつで育てながら働く日々など、胸が詰まる話が多い。それでも、初めて富士山に登った場面は印象的で、少し明るい気持ちになれた。厳しい人生の中でも、富士山とともに生きた並木さんの力強さが伝わってくる。文庫本にしては文字が大きめで読みやすかった!2026/03/30
a.i
4
★★★富士山の強力という仕事があったことを初めて知った。全盲になった長女、そして妻の自殺。21年間、死と隣り合わせの仕事をしながら男手ひとつで3人の子どもを育て上げた。世の中にはこんな人もいるんだなぁとため息が出るばかりだった。2024/09/11
ぼーとなす
1
強力がいたから、今の富士山があるだろう。2025/01/10
YUPO Tetesi
0
仕事とは何だ、人生とは何だ。2026/06/15




