内容説明
長く愛されている日本初のタウン誌「銀座百点」から生れたエッセイ集。
登場するのは朝吹真理子・いしいしんじ・いとうせいこう・岩松了・内澤旬子・金井美恵子・隈研吾・坂木司・佐藤雅彦・岡田茉莉子・松尾スズキ・湯本香樹美・都築響一・寄藤文平・森絵都・中川李枝子・道尾秀介・高野秀行・西川美和・金子國義・千早茜ら、各界で活躍する46人。
母と映画を見た後に買った木村家のあんぱん、歩行者天国の日に見上げる広い空、給料日は煉瓦亭のカツレツ、今はメニュウから消えた老舗パーラーのフルーツポンチ、伊東屋にしかない憧れの原稿用紙――。
銀座のとっておきの思い出を綴る、おしゃべりを楽しむように読みたい極上エッセイ。
※この電子書籍は2017年7月に扶桑社より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
※電子書籍版には、宗左近氏の「思い出の街は銀座」は収録されておりません。ご了承のほど、お願いいたします。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ごへいもち
14
自分も銀座の思い出を辿ってみた。学生時代の友達と過ごした不二家、伊東屋、鳩居堂、三愛。ユトリロを見た小さな画廊。生まれて初めて食べたピザ。久しぶりに行くと楽し気な通りは有名ブランドの間口の大きい寄せ付けない店舗ばかりに変わってしまって足が遠のいた…2025/02/04
シオン
10
銀座をテーマにしたエッセイ集。20代の頃は都内で働いていたので買い物と言えば銀座だった。懐かしい気持ちで読了。2024/07/04
くろねこ
10
日本初のタウン誌『銀座百点』から生れたエッセイ集。 作家だけではなく各界の著名人が寄稿しているのだけど、中には「え、銀座関係なくないか?」というお話もあるw わたし的にはあまり好みではなかったので残念。2024/05/19
FuSa
7
私からみるとマチュアな世代の銀座にまつわるエッセイ。存じ上げない方も多かったけど、それぞれにそれぞれの銀座があって読んでいて楽しい。2024/06/12
あい
5
銀座への憧れがあり、大好きな千早茜さんの文章も読めると知り、この本を読みました。さまざまな方が銀座での思い出を書いています。何度も資生堂パーラー、千疋屋の名前が出てきてぜひ行ってみたいと思いました。パフェ食べたい。銀座への憧れがまた強くなりました。2025/02/27