横浜フリューゲルスはなぜ消滅しなければならなかったのか

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横浜フリューゲルスはなぜ消滅しなければならなかったのか

  • 著者名:田崎健太
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  • カンゼン(2024/04発売)
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  • ISBN:9784862556820

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内容説明

「いつまで選手たちに黙っている気ですか?」
「このままでは危ない。チームが潰れるぞ」

関係者が初証言、Jリーグ31年目にして明かされる”真実”



日本サッカー界の「汚点」――
クラブ消滅の伏線だった「全日空SCボイコット事件」の真相。
日本で最初に本物のクラブチームとなる可能性があった「フリューゲルス」を潰したのは誰だったのか。



(目次)
プロローグ

第1章
最初の「汚点」――全日空SCボイコット事件
1964-1986

第2章
日本リーグの・アウトサイダー・から「オリジナル10」へ
1987-1992

第3章
ブラジル人トリオ獲得の「裏側」
1993-1994

第4章
「家族的」なクラブの限界
1995-1997

第5章
緩みの象徴「タクシーチケット」
1997-1998

第6章
「ボイコットだけは阻止しなければならない」
1998

第7章
怒りと悲しみを心の底に埋めた男たち
1999

あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こも 旧柏バカ一代

28
フリューゲルスの発端から解散までが赤裸々に書いてある。まだ消化しきれてない。柏関係だと、初期に李忠成の父親。解散期だと薩川。波戸などが出て来た。2024/04/09

さんつきくん

22
運営会社が放漫な経営をしていなければ。赤字は親会社が補填してくれるからと、ぬるま湯に浸かっていなければ。身の丈経営にてっしていれば。現役のブラジル代表や日本代表がいたら、人件費が高騰するのは当たり前。それらの選手を移籍させて移籍金を得た上で、規模縮小を図れば、横浜フリューゲルス消滅は無かったかもしれない。親会社や運営会社が移籍金を得て延命をという概念が無かったのが悔やまれる。クラブ消滅はあってはならないこと。本書はクラブの生い立ちまで調べてあって、興味深く読めた。2024/06/01

練りようかん

20
サッカークラブとは誰のものなのかが提題だ。1971年横浜サッカーチームを立ち上げた第1章から始まる。1986年全日空VS選手の試合ボイコットにぐったりして、企業ロゴを隠した集合写真の第6章は、当時の混乱が蘇り胸が詰まって中々先に進めなかった。高コスト体質で2、30年先を見据えたチーム育成の意識はどこまであったのか。生き残れたかも知れない方法に悔しさが押し寄せた。20年以上経ったから語れることがある。取り組まれた田崎氏、取材に応じてくださった皆様、出版してくださったことに感謝します。2025/07/16

hideto

20
横浜フリューゲルスが消滅するというニュースは、当時サッカーに興味がなかった自分にとっても衝撃的でした。天皇杯優勝という終わり方も劇的。あれから26年、その消滅を巡る一冊です。消滅するまでの数年間を追うのかと思いきや、まさかチーム誕生から遡るとは。その分、消滅の経緯の分量が少なかったですが、放漫な経営、あまり地域密着感がなかったなど、今となっては消滅するのも致し方なかったと思えるぐらい。ただ、存続する方法があったのでは?という意見には賛同。フリューゲルスが最初で最後の消滅チームとなればよいのですが。2024/05/19

キタ

14
99年に消滅したJリーグチーム、横浜フリューゲルスの誕生から消滅、現在までを追う。 Jリーグ発足当初、地元横浜ではマリノスの方が人気があったように思う。 過去は、時にはその人の都合のようような記憶に変わってしまっていることが多いが、この本もそれを感じた。

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