角川つばさ文庫 アニメ映画 トラペジウム

著者名：百瀬しのぶ【文】/高山一実【原作】/あきづきりょう【挿絵】/CloverWorks【協力】

KADOKAWA（2024/04発売）

• ISBN：9784046323002

内容説明

「アイドルって、キラキラ輝いてるんだよ、星みたいに。」

高校一年生の東ゆうの夢は『アイドル』になること！
街の東西南北から、別々の学校に通う女の子を仲間にして、アイドルグループを作ろうと決めた。
集まったのは、ロボット作りが得意なくるみ、天然お嬢さまの蘭子、ボランティアが趣味の美嘉。
個性がバラバラな４人での活動がはじまった！ ついには、テレビ出演で人気急上昇！？
けれど、次々おとずれる試練に、グループがすれちがってしまって……？
【小学中級から　★★】


【2024年5月10日（金）全国ロードショー！】
乃木坂46一期生・高山一実の大ヒット作がアニメーション映画化!!

(C)2024 「トラぺジウム」製作委員会

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[青味泥シンカ]

劇場アニメが素晴らしかったので、原作と一緒に手に取りました。若年層向けノベライズなので粗筋はそのままに表現がマイルドになっているため、主人公・東ゆうの言動も大人しめになっています。その上で、シーン毎の心情描写もモノローグとして語られているため、キャラクター達の内面が良く理解でき、より受け入れ易いものとなっているでしょうか。ただ、その分「普通の青春アイドル物」めいた感覚が強くなっているのは痛し痒しですが、劇場アニメが楽しめたなら、きっと楽しめることでしょう。

2024/06/30

[Yamineiko]

映画「トラペジウム」のノベライズ。映画2回鑑賞済み、原作小説既読済み。 映画の内容をほぼそのまま小説にしているので、原作と違う流れのシーンでのキャラが考えていたことみたいなことがわかりやすく描写されていて良かった。(くるみが発狂するシーンでゆうが考えていたことなど) 映画をただ観るだけでは気づきにくいシーンの描写(ノートに書かれた文字など)も細かく描写されていたので、改めて映画を観直したくなりました。 やっぱり原作に比べてだいぶマイルドになっているなという感じはあるので、原作と併せて読んでほしいですね。

2024/07/14