内容説明
◎内容紹介
パレスチナ・ガザ地区を支配するハマスが、突如イスラエルに5000発のロケット砲を放った。イスラエル軍も徹底した報復攻撃で応酬し、多数の死傷者が出ている。「病院」まで標的にするイスラエルの内在的論理は何か。インテリジェンスの大家二人は、ネタニヤフ首相と情報機関に生じた溝の深さを読み解き、ガザの地から上がった戦火は、核戦争のリスクを孕みながら推移していると警告する。この戦いに背後にいる米、露、中の本音を見抜け!日本は独自外交の道を探るべきだ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナミのママ
59
2023年10月7日、テロ組織ハマスがイスラエルに牙を向いた。ずっと疑問に思っていた。ハマスは報復をわかっていたはずなのになぜ攻撃したのか?対戦するイスラエルがなぜ非難されるのか?優秀な軍を持つイスラエルがなぜ深く攻撃されたのか?報道は日々の状況を伝えるがそこに至る経緯がわからない。このお二人の対談を読み、中東の複雑な関係に少々頭が痛くなった。「全世界に同情されながら死に耐えるよりも、全世界を敵に回してでも戦い、生き残る」と言うイスラエルは核保有国だ。ちょっとこれは…恐ろしい。2024/04/21
風鈴
4
イスラエルとハマスの戦闘の終わりは、どうなるんでしょうか?老獪な大英帝国の外交が暗い影を落としていることは、知っていましたが、今さらどうすれば良いのか。核兵器の使用がちらつくのも恐怖です。もはや国連の常任理事国だけが核兵器を持っていた時代ではありません。悩みながら、読了しました。2024/04/18
れいまん
4
イスラエルを熟知している佐藤優氏と、インテリジェンスに通暁している手嶋龍一氏の毎年の対談! 手嶋氏がメディアから、ロウ戦争については佐藤優氏とだけは対談しないでと言われたことなどは、事実を認識しないメディアの怠慢だと思う!ハマスはテロ組織である。ユダヤ人を殲滅するというナチスと同じ考えだ。イスラエルの内在的論理は、「世界中を敵に回してでも戦って生き残る道を選ぶ」というもの。イスラエルは核を持っている!解決には、元モサド長官ハレビィ氏の言う、各国との信頼のパイプを築く事だという やっぱり最後は、人間との信頼2024/04/17
ブラック ミッフィー の チョコちゃん
3
今回の本は読んで1度に理解するのが難しかった。 唯一イスラエルにはネタニヤフって言う リーダーがいて云々カンヌんって言うのが何となくわかったぐらいで、どう言う経緯(大義名分)で戦争が始まったのかとかが全然わからなかった。(泣) 2024/04/23