内容説明
パーキンソン病に侵された精神科医は、人生に何を見出したのか? 限りある時間とどう向き合うか。あなたの人生を変える43のヒント。「学校の宿題をこなすように生きるのは、もうやめる」「今まで休まず走ってきた40年の人生、心の整備が必要なこの時期にぴったりの本」読者から絶賛の声、続々。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
haruka
27
43歳でパーキンソン病になった精神科医の著者。人生に後悔があるとすれば、人生をあまりにも「宿題をこなすように送ってきた」ことだという。発病まで、仕事後に義親の夕飯作り、ワンオペ子育て、夫の理解なし・・読んでいるだけで苦しい!我慢強い人にとって自分を大切にするということは、意識しないとむずかしいのだ。韓国の生きづらさは日本のそれと近く、人生は楽しむものという考えがあまりないと感じた。私は我慢強いとはいえない性格で、そのせいで手に入らないものもあったが、健康のためにもそれでもいいのだと本書を読んで思った。2024/09/03
スリカータ
13
著者は韓国の精神科女医。40代前半でパーキンソン病を患う。薬との相性の良さなどで症状の進行を遅らせることが出来たが、年々不自由になる身体と向き合いながら考えたことをまとめたエッセイ。日本の【窓際のトットちゃん】【ナミヤ雑貨店の奇跡】などの文学の引用もあって面白い。韓国の家父長制は日本よりも根深く、女性は生きにくそう。著者が優秀なのは間違いないが、心のフィルターがしっかりしていて、いかなる時も心の持ちようで人生を切り開いて来た方とお見受けした。2025/09/21
Hamo K
11
ライトな自己啓発本。ただ、30代は一刻も早く読んでおいた方が良い本。40代になった時に感じる老いに対する絶望と仕事や家庭の忙しさが重なって精神的に追い詰められる未来への準備と心構えができる。日々気力が湧かない、生きてるけど心は死んでる、自分に自信がない、といった人も読むと良い。人間そういう気持ちを抱いて停滞することは往々にしてあると理解した上で、気持ちの切り替え方、前向きな人生の生き方を見出すヒントが書かれている。2024/05/30
たくぼ
7
隣人がパーキンソン病かもね、と診断を受けた。決定ではないので、本人は未だ落ち込んではいない様子。でも内心ショックなはず。一方で本人よりも動揺している私がいる。私はどう対応したらいいのか、パーキンソン病ってどんな病気なのかを知りたくて、すがるように手にとった一冊。22年前にパーキンソン病と診断された精神科医の半生を振り返って、前向きに生きることの素晴らしさが綴られている。未だ難病決定ではない隣人に薦めるのは今は控えることにしよう。この本は私へのエールとして★★★★☆2024/11/07
turtle
7
精神分析の専門家として活躍し、自分の病院を開院して1年にも満たないタイミングの42歳でパーキンソン病を発症した著者が、思うように体が動かなくなる中で人生のあちこちに楽しみや美しいものを見い出していく様に気付かされることしばしば。巻末のバケットリストとその進捗報告が素敵でした。2024/08/31
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