世界を変えた8つの企業

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世界を変えた8つの企業

  • ISBN:9784492503539

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内容説明

企業は進歩のエンジンか、不幸や諸悪の根源か?

古代ローマの「ソキエタス」から、現代の「フェイスブック」まで、
8つの企業の功罪を通して知るこの世界の成り立ち。

企業は世界の動向につねに多大な影響を及ぼしてきた。
そして企業は、誕生した当初から、
共通善(社会全体にとってよいこと)の
促進を目的とする組織だった。

しかし今、企業はひたすら利益だけを追い求める集団であり、
人間味などとは無縁のものであると考えている人は多い。
では、企業はどこで、どのように変節してしまったのか?

時代を画した8つの企業の歴史を俯瞰しつつ、
現代社会を読み解き、
企業のあるべき姿を指し示す記念碑的な書。


「企業が最後には必ず利欲に目がくらみ、悪徳の道に進んでしまうというのは避けられないことなのか。企業の歴史とは、結局のところ、大きな期待と失望の繰り返しでしかないのか。企業が世界という舞台で果たす役割について、社会はだまされるだけなのか。そんなことはない、というのがわたしの考えだ」(「序――企業の役割」より)

世界8ヵ国で刊行!
「エコノミスト」「ウォール・ストリート・ジャーナル」絶賛!
Amazon.com「ベスト・ヒストリー・ブック・オブ・2022」

目次

序――企業の役割
第1章 「ソキエタス」がもたらしたローマの繁栄
第2章 メディチ銀行が築いた金融システム
第3章 東インド会社が解き放った株式に秘められた力
第4章 アメリカ大陸横断鉄道と独占の問題
第5章 フォード・モーター・カンパニーが可能にした大量生産
第6章 国家を超越した石油会社エクソン
第7章 コールバーグ・クロビス・ロバーツと「乗っ取り屋」の時代
第8章 スタートアップ企業フェイスブックによる創造と破壊
結論――共通善の促進のために
謝辞

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いざなぎのみこと

12
ソキタエスから始まり、メディチ家や東インド会社、エクソン、そしてフェイスブックと、世界を変えた企業の光と影を紹介しています。企業の本質は人が集まることにより、強固な連携・協力関係を発揮して、よりよい成果を上げることにあります。その形が時代とともに変化し、果てしなく広がっていく系譜が分かり、非常に興味深かったです。古代ローマ時代から政治と切り離せなかった企業、これからも姿を変え、発展していくのでしょう。それが人にとって、社会にとって、有益であることを願います。2024/10/24

Cana.t.kazu

4
 メディチ銀行やローマ,東インド会社の記述は古代を理解するうえで興味深かったです。 それに連なるエクソン,フェイスブックには現代の世界の問題点が垣間見えました。2024/06/27

ミガーいち

1
過去から現代を代表する8つの会社が紹介されていて、勉強になった。星42024/07/19

Go Extreme

1
ソキエタス→ローマの繁栄 メディチ銀行→金融システム 東インド会社→株式 アメリカ大陸横断鉄道→独占 フォード・モーター・カンパニーが→大量生産 石油会社エクソン→国家超越 コールバーグ・クロビス・ロバーツと乗っ取り屋の時代 スタートアップ企業フェイスブック:創造と破壊 共通善の促進 企業を修正する8つの原則: 社会を壊してはならない 長期的に考えよ 株主と共有せよ 競争せよ、ただし公正に 労働者を正当に扱え 地球を破壊してはならない 独り占めしない 迅速過ぎてはならない、さもないと破壊しすぎる2024/05/21

JF1RLN

0
良書で骨太。人類史上代表的な「企業」を通して企業と人類とのかかわりを書いてる感じ。ローマ時代の企業の勃興や東インド会社、大陸横断鉄道などを経てKKRやFBまで。私も「企業の存在意義なんて利益追求でしょ」なんていう一人だったので序文で間違ってると怒られ、それ以降は大変楽しく読めました。結論での主張も大変ごもっともで、総じて良書でした。2024/07/21

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