教養としての「世界史」の読み方

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教養としての「世界史」の読み方

  • 著者名:本村凌二
  • 価格 ¥1,200(本体¥1,091)
  • PHP研究所(2024/04発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569903941

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内容説明

「古代ローマ史」第一人者が、世界史の読み方をわかりやすく解説。東京大学教養学部で28年間、早稲田大学国際教養学部で4年間、教壇に立って語ってきた著者のエッセンスを凝縮。人間社会の普遍的な真理を教えてくれる「古典」と、人類の経験の集大成である「世界史」、この2つをきちんと学び、身につけることで「教養」の基礎が築かれる。現代を読み解くヒントは、世界史の中にある。過去を知ることで今がわかる。 〈目次〉●序章:「歴史に学ぶ」とは何か? ●第1章:文明はなぜ大河の畔から発祥したのか ●第2章:ローマとの比較で見えてくる世界 ●第3章:世界では同じことが「同時」に起こる ●第4章:なぜ人は大移動するのか ●第5章:宗教を抜きに歴史は語れない ●第6章:共和政から日本と西洋の違いがわかる ●第7章:すべての歴史は「現代史」である 本書は、2017年1月にPHPエディターズ・グループから刊行された『教養としての「世界史」の読み方』を加筆・修正したものです。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

むた

16
面白かった。特にローマ帝国を中心としたヨーロッパの歴史について分かりやすく書かれている。一言で世界史と言っても当然現代の経済や地政学とも深く関わりがあって、単語や何年に起こった、とか覚えるだけの勉強じゃ意味ないよなと改めて思った。「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」。2024/11/29

takakomama

8
第3章「世界では同じことが「同時」に起こる」は少し強引なようにも感じますが、ひとつの国だけでなく、周りの状況まで含めて俯瞰すれば、もっと歴史を理解できると思いました。大学の社会人講座で学んで、年代順の出来事の他に他国から受けた影響など、横のつながりも知りたくなりました。2025/03/09

ともブン

7
言葉に力が無いことが悩みで、それはやはり素養が無いからだろう、と苦しみの中で目に入った本書。ビスマルクの言葉『愚者は(自らの)経験(だけ)から学び…』、の言葉が突き刺さる。古代ローマ史の研究者である著者が文明、政治、哲学、宗教、地政など広い視点から世界の歴史を教えてくれ、また、これから起こる未来へ警鐘を鳴らす。 読者へ知見を授け、かつ「これからどうしなければならない?どうしたい?」と考えさせる。そしてその答えはきっと過去のどこかで起きているのだろう。2024/12/15

Mark X Japan

5
世界史を学ぶ意義や大切さがよく分かる一冊です。教科書には載っていないが、根本的で大事なことも多いです。高校生が読めば、世界史を前向きに学ぶようになると思います。☆:4.52024/07/31

holyberg

3
結構話の繰り返しがあるのでaudibleでも体に入る。いくつか新しい発見があり。さらっと読めますし、現在世界で起こっていることの背景、考え方がわかる。島国日本ではこういう感覚はわからないし、更に日本人はやはり世界史をちゃんと勉強していないし、と色々反省。面白かったのは中国はEUみたいな全然違う民族の集まりとか、東洋では御上は直接見られない人、ヨーロッパは民衆の前に積極的に姿をさらして発言する、批判しても罪にはならないとか、大昔は右脳に神がいてそれが人間に囁いていたとか、ギリシアをEUが助けるのはなぜとか。2025/06/12

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