内容説明
八代将軍吉宗は
いかにして生まれたのか
権謀術数で掴んだ天下の先に見た〈星〉とは!?
「畢竟、これは『人は何のために生きるのか』
を問う物語なのである」大矢博子(書評家・解説より)
瞬く星となり
見守っております
紀州藩主・徳川光貞の三男として生まれながら、生母・紋の身分の低さゆえに、虐げられた扱いを受けた新之助。
しかし、五代将軍綱吉から「高みに登れ」と声を掛けられ、運命は激しく動き出す。
新之助の思いと野心に応え、乳兄弟の星野伊織と鉄海和尚は秘密裡に工作を重ねる。
やがて、新之助は紀州藩主、将軍の座を掴むが、そこには新たな試練が。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
taiki
1
毒殺を黙認し、将軍就任のために暗躍するダークヒーロー吉宗。その先にあるのは孤独。 そして、宗春は味方。暴れん坊将軍のイメージを逆転させれば違う吉宗になるのはその通りだが、安易かな。 ダークヒーローの勢いが孤独で失われる展開はワクワク感ではなく、惰性。 途中から単調になって少し残念だったな。2024/12/09
あきのぶ
1
吉宗といえば、暴れん坊将軍。専門家以外には、今作の吉宗は、新しい感じなのでは?2024/05/21
Y...
1
今まで読んだ違う吉宗でした。読みやすかったですが、大河ドラマの吉宗や過去に読んだ吉宗の小説と違って宗春の理解者は予想外で新しい吉宗でした。2024/04/12
グランくん
0
八代将軍吉宗を描いた物。 十三才の時、五代将軍綱吉にお目見えする所から物語が始まります。互いに、母が身分の低い側室であった事から気に掛けてもらう。 父や周囲の物から阻害された幼少期から、将軍となり幕政改革して行く姿が描かれます。2024/08/16