内容説明
◎もくじ
1 大量収容の弊害
2 なぜ無実の人々が罪を認めるのか
3 なぜ目撃者の証言はしばしば間違っているのか
4 死刑制度はなくなるのか?
5 科学捜査の誤りと未来
6 脳科学と法律―相容れない仲間たち
7 高い地位にある重役が訴追を免れる理由
8 司法の延期は正義の否定
9 法的監視の縮小
10 「テロとの戦い、の法との戦い
11 行政府に対する最高裁判所の不当な服従
12 裁判所をあてにしてはならない
13 法廷に立つ日は来ない
コーダ
謝辞
訳者解説
索引
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てくてく
4
最後の方で第12章「裁判所をあてにしてはならない」第13章「法廷に立つ日は来ない」という章名が登場するように、アメリカの法制度、司法制度への強い懸念を示し、問題の所在や実現可能性がない訳でもない提言を示している。アメリカの実務家および法学教員として圧倒的な実績を持つ著者が2013年から寄稿したものから刑事司法を中心にまとめ直した一冊らしい。司法取引の危険性、目撃証言を無条件に信頼してはならないこと、DNAなどの法科学の研究所は中立のものを設立する必要があるなどの前半部分の章が特に勉強になった。2024/06/30
takao
4
ふむ2024/05/27