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内容説明
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ぼくは母さん、弟の洋と父さんのじっちゃんの家で暮らしている。ぼくの仕事は毎朝、新聞受けに新聞をとりにいくこと。ある日、新聞がなくなる事件が。これがきっかけで、ぼくはこずえという少女と出会い、近くの天狗山に道路を通す計画があることを知る。 天狗山はタヌキやイノシシなどがすむ緑多い山。そんな山に道路を通したら? ぼくは弟、友だちの大介、そしてこずえといっしょに、「ぼくたちにできること」を考えはじめる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
美紀ちゃん
71
草多は、おじいちゃんの家に引っ越すことに。弟を助けた女の子は、武家言葉がカッコいい、小学4年生のこずえ。「こずえどの」 身体に中心線があるとぐらつかない。体幹?気持ちのこと?土地開発で山に道ができるかもしれない。草多たちは、山にフィールドワークへ行き、生息している生き物や植物などをまとめて、参観日に発表をした。よくまとまっていて、遠くに住む父親もほめてくれた。目の前の問題に対して自分は何ができるか?考えて出来ることを行動して、まとめて発表会でみんなに伝える。そういう体験をするということが、とても良い。2021/09/26
杏子
18
タイトルが変わっていて、借りてみた。武家言葉で話すこずえの存在と、考え方の違いから?別居することになった両親を持つ草多と洋の兄弟とが、噛み合わないような気がして、最後まで焦点があわなかった。しかし、子どもウケはよさそう。文字の大きさ、イラストを多用していること、しかもカラーページで!映像文化に育った子どもらからは。中学年以上向き。ストーリーもわかりやすい。しかし、文章読みからは物足りない!こずえが武家言葉を話すに至った経緯をもっと書いてほしい。あのようにずっとそれで通すには、説得力がない。それが知りたい。2021/10/24
二宮なるみ
2
題名で思わず手にした作品。親の別居とか里山保全とか選挙とかいろいろ含まれてるんだけど、子どもたちはどう受け取るんだろ。こずえ殿という呼び方がただただ良かったな。2021/10/19