内容説明
理性と言語による現実把握の限界をどう超えるか。ニーチェの生の哲学からウィトゲンシュタイン、さらには京都学派の哲学までを総覧し、現代人のための宗教に至る道筋を鮮やかに指し示す。「補論 初版以後の展開」を増補。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
∃.狂茶党
12
神の肖像。 人格のある存在ではなく、作用のように捉えたが、あってるかな。 哲学の言葉を多用して、宗教とは何かを掘り下げていく。 宗教とは何かとあるけれど、神とは何かとした方が正確であると思う。宗教についてはほとんど何も語っていない。 『生物都市』のようなヴィジョンがでてくる。 極って説明は、わりとわかりやすい。 反差別って言葉が引っかかる。ニーチェの用いる、弱者のルサンチマンって言葉の方が正確ではないのか。2025/06/28
ken
3
「宗教とは何か」の問いに対して、哲学的、言語学的なアプローチで挑む。「宗教」と「哲学」の関連を知ることができる名著。内容はそこそこ難解ではあるが、この世界の真理を見事に言い当てていると思う。ゆっくり、じっくり読めば、きっとこの世界を認識する目に変化が生まれると思う。宗教、哲学、言語に興味のある人におすすめの一冊。2022/01/23
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