内容説明
みなさんは、与謝蕪村を知っていますか?
江戸時代の中ごろに京で活やくした、俳句と絵の名人です。京を代表する絵師のひとりでありながら、俳句でも宗匠(先生)になりました。
与謝蕪村のすごいところは、絵師としての視点を俳句にもいかし、それまでになかった新しい俳句をたくさん生み出したところ。正岡子規、与謝野晶子、萩原朔太郎など、後世の文学者たちに大きなえいきょうを与えました。
絵師としての立場と、俳人としての視点を組み合わせ、新しい表現を生み出し続けた蕪村。
その簡単な伝記と、代表的な名句、そして手がけた絵画もしょうかいします。
この1冊で、きみも与謝蕪村がわかる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン
22
俳句はまったくの門外漢ですが、新聞の俳句コーナーでいつも目を止めさせられるのが与謝野蕪村の句だったので、初心者向けのものを手に取りました。絵描きであったことが俳句の作風に大きく影響しているのですね。句で読まれている光景がパッと目にうかぶわけがわかりました。それが目にうかぶ景色だけでなく、人のドラマまで17字に収めてしまうとは。もっと早くに知っていたら、俳句をやってみようと若い頃に思えたかも。2026/08/10
ビシャカナ
1
本業は絵師であったころから、まさに「絵のよう」に鮮やかに目に浮かび、物語性のある与謝蕪村の俳句。都会暮らしながらも想像を膨らませて田舎や、歴史書の世界までも俳句にする。俳句ってこんなにも自由でいいんだと認識が改まる“易水に ねぶか流るる 寒かな”“戸をたたく 狸と秋を おしみけり”“猿どのの 夜寒訪いゆく 兎かな”“夏河を 越すうれしさよ 手に草履”“うずみ火や 我がかくれ家も 雪の中”南画のようにガッチリした絵から、脱力系ヘタウマ画も魅力的だ。京都暮らしのせせこましさも感じていい。2024/08/23




