色の物語 ピンク

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色の物語 ピンク

  • ISBN:9784798181165

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内容説明

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なぜこの色に魅了されるのか? アートにおける“薔薇色”の物語

◆華やかさの裏側にあるものとは
好評既刊「色の物語」シリーズ、第二弾。仏語で「ROSE」はピンク色・薔薇色を指します。小さな女の子の色というステレオタイプで扱われてきたこの色は、過去には権力者の色だった時代もありました。皇帝ヘリオガバルスによる凶悪な薔薇の逸話を知っていますか?

◆美の理想から、誘惑の色へ
ボッティチェッリによる美の理想・ヴィーナスや、ロココの時代に多数描かれた官能的な肉体。モネやピカソといった巨匠はこの色をどのように使ったのでしょうか。現代では、モードやポップカルチャーと結びつき、力強い存在感を放ちます。本書ではピンク色に彩られた著名な美術作品のビジュアルを多数掲載。色と美術作品の知られざる関係を、気鋭のフランス人美術史研究家が解説します。

◆構成(抜粋)
アートにおけるピンク/ピンクの世界地図/ピンクのヴァリエーション/ヴィーナスの誕生(ボッティチェッリ)/櫛(喜多川歌麿)/ラヴァクールのセーヌ川に沈む夕陽、冬の効果(モネ)/タヒチの女たち(ゴーギャン)/アヴィニョンの娘たち(ピカソ)/An Homage to Monopink 1960 A (村上隆)/ピンクのコートを着たグールゴー男爵夫人の肖像(ローランサン)/ピンクの貝から(オキーフ)ほか

【「色の物語」シリーズ】
その色はどこから来て、どこへ向かうのか。古今東西文明のなかで、さまざまな意図で使われてきた「色」の歴史とストーリー、影響力を、名だたるアート作品の美しいビジュアルでたどる。地図や図解、年表等のグラフィックも豊富に盛り込み、多彩な角度からの解説が特徴。第一弾「青」好評発売中。続編「黒」「赤」「ゴールド」刊行予定。

【著者】
ヘイリー・エドワーズ=デュジャルダン
美術史・モード史研究家。エコール・デュ・ルーヴル、ロンドン・カレッジ・オブ・ファッション卒業。キュレーター、フリーランスのライターとして、ヴィクトリア・アンド・アルヴァート美術館の調査事業や展覧会に協力するほか、個人コレクター向けのコンサルタントとしても活躍する。ギ・ラロッシュのメゾンのアーカイブ部門の設立を手がけた。パリでモード史、ファッション理論の教鞭をとる。

【翻訳者】
丸山有美 Ami MARUYAMA
フランス語翻訳者・編集者。フランスで日本語講師を経験後、日本で芸術家秘書、シナリオライターや日仏2か国語podcastの制作・出演などを経て、2008年から2016年までフランス語学習とフランス語圏文化に関する唯一の月刊誌「ふらんす」(白水社)の編集長。2016年よりフリーランス。ローカライズやブランディングまで含めた各種フランス語文書の翻訳、インタビュー、イベント企画、イラスト制作などを行なう。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

167
多様性の時代とは言え、ピンクは女の子の好きな色もしくは【読メエロ部】的な色のイメージが強いと思います。上京して大学に入学した頃に、ピンクのジャケットを買ったことを想い出しました。ランドセルの色がカラフルになり、自分の好きな色を選んでもらう時に、自分の息子や男の子の孫が、一択でピンクのランドセルを選んだらドキドキしますよね(笑) https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/97847981811652024/03/21

くさてる

16
古代から現代にいたるまでのピンクが用いられている美術作品を紹介した一冊。ピンク、と一言で言っても幅広く、奥深い趣があり、その色が象徴するものにもさまざまなものがあるのだと理解できました。大判でカラー、解説も丁寧で分かりやすく良かったです。紹介されている作品でわたしが好きなのは「ヘリオガバラスの薔薇」。薔薇の花びらで窒息させられる人々の姿を描いたこの作品に、ピンクの持つ生と死の息遣いがいちばんよく現れている気がします。2024/04/21

はる熊猫

2
紹介されている作品の中でも特に喜多川歌麿の『櫛』が一番好き。色も美しく艶っぽい。2024/04/17

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