内容説明
ショーケンこと萩原健一と水谷豊との名コンビが躍動した伝説のテレビドラマ『傷だらけの天使』。
1974年10月から1975年３月まで放送された本作は、鬼才・気鋭の映画監督や脚本家が招聘され、斬新な演出とセンシブルな物語を紡いでいく不朽の名作となった。
本書では、ファッションや音楽など当時の若者カルチャーの最先端を行き、現在に至るまで多くのクリエイターにも影響を及ぼしたこの番組の多くの関係者へ、新たに取材を敢行。
放送開始から50年の節目に、なぜ『傷だらけの天使』はいまだわたしたちの心に残り続けるのか、その理由と価値を問う。
◆目次◆
第１章 『傷だらけの天使』前夜
第２章 企画と制作準備――今までなかったテレビドラマを
第３章 嵐のシリーズ前半――鬼才監督たちの競演
第４章 路線変更――そして、伝説に
第５章 『傷だらけの天使』全26話あらすじと解説
第６章 その後の『傷だらけの天使』
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Vakira
57
伝説のあのTV番組の裏話。リアルタイムでは見れなかった。十代の頃、夕食前の夕方の時間帯にやっていて再放送を見ていた。そんな時間に放映していたのが凄い。かなり際どかった。ヴァイオレンス＆ウハウハのセックス描写に驚いた記憶。多分、ストーリーは完全に理解していなかったと思う。登場人物のキャラクターが面白かった。ショーケンこと「アキラ～」の萩原健一は勿論のこと、「アニキ～」の水谷豊、「オサムちゃん」の岸田今日子に「怪奇大作戦」の岸田森。ショーケンと水谷豊のコンビは最高。ショーケンはヒーローをぶっ壊した。2024/05/01
GAKU
37
高校生の頃毎週楽しみに観ていました。ショーケンに憧れてメンズBIGIのダブルのバギースーツ、バイトでお金貯めて買いました。全２６話のあらすじと出演者が載っているのが良かった。昔観た映像が色々と蘇ってきました。今でも私にとっては最高のドラマです。 2024/10/07
乙郎さん
9
1974年から75年にかけて放映された伝説的なドラマに関する書。2024年発刊。非常にわかりやすくまとめられているとは思うし、当時の現場のはらむ熱気はすごいとは思うものの、一冊の本としてはやや食い足りない印象。参照元の本を当たってみたい。2024/05/02
160/160
6
焼きついているのは「これが片付いたら靴買ってやるよ。みんな履いてるから、それならいいだろ？」ってセリフ。特別じゃない物を特別な人に贈る。カッコ悪いはカッコイイ。木暮修と乾亨、たまらん節。2024/11/13
へいちゃん
3
テレビドラマでこれほどずっと語られている作品があるだろうか。すでに放送から50年というから驚きだ。 1970年代半ば、スマホもケータイもパソコンもない時代、人と人が今よりずっと近い距離だった。 ショーケンを始めすでに故人の出演者やスタッフが多いが、当時〜現在までの声が掲載されており、苦労話も笑い話もたくさん登場する。「傷だらけの天使」本編を観て、再度読んでみたい。ショーケンファンの私には心から楽しめた。2025/03/02
