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内容説明
謎につつまれた天体、ブラックホール。まわりにあるものを、なんでものみこんでしまいます。この絵本では、いまわかっているブラックホールのすがたを、やさしいことばとあたたかみのある絵で描きました。しくみやなりたち、さらに意外な役割まで紹介。じつはブラックホールはものを吸いこむだけではなく、ある重要な働きをしています。ブラックホールへ関心をもったら、さいしょにひらいてほしい本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MI
86
ブラックホールは宇宙にたくさん存在する。天の川銀河だけでも100万個以上ある。ブラックホールに近づくとあらゆるものが吸い込まれます。どんなふうに吸い込まれるのか、滑り台のように吸い込まれます。ブラックホールには重力があり、光さえも吸い込む。謎が多いブラックホールに絵本でわかりやすく学べた。2024/01/28
☆よいこ
86
知識絵本。読み聞かせ8分くらい。「宇宙にある、謎につつまれた天体」プラップホールを説明する。ものを吸い込む仕組みは「すべり台」重力で引っ張る。重い恒星の燃料が尽き冷えて、中心に縮みつぶれた後の小さな点がブラックホールになる。地球がある「天の川銀河」の中心に巨大なブラックホールがある。すべての銀河の中心には超巨大なブラックホールがある。吸い込むだけでなく、吐き出すこともする▽あとがき解説あり。2022/10/11
yomineko@猫と共に生きる
59
知りたい。けど、怖い。地球の約300万個分の重量があるブラックホール。だけど直径は50km。滑り台の要領で吸い込まれるらしいが、全く楽しくない。しかし、吸い込むだけではなく、吐き出す事も出来るらしい。今まで悪者扱いされてきたが、地球、太陽などを作った陰の立役者かも知れないという。発見者は、イギリス人のミッチェル、フランス人のラプラス。これからその正体を解き明かすのは君だ!まだまだ謎が多い。2024/03/20
杏子
18
面白かった!ブラックホールというと、何もかも吸い込んでしまう怖いモノで、吐き出された方はホワイトホール!なんて小さい頃の印象ですが。新事実がたくさん載っていました!あるのかないのかではなく、もはやある確定で!子どもたちにこの本をぜひ読んでもらいたいです。購入決定!!2022/06/23
Bartleby
17
とても良い絵本。子どもはもちろん、ブラックホールについて知りたい大人も想定読者に含めたほうがよいくらい。ブラックホールのでき方、その原理、シュヴァルツシルト半径から、ジェットとか重力波まで、少ない紙数で過不足なく解説されている。重力を「窮屈な服」にたとえるなど、比喩もわかりやすい。【月刊たくさんのふしぎ】の傑作集に入れたらいいのにと思ったらすでに入っていた。2023/05/03