内容説明
だれもいないキャンプ地。「わたし」から、一定の距離がある森林の端から熊が現れました。22口径のライフルを手にじっと身構えたままの「わたし」は、カナダ・インディアンのこの地で1年近く暮らしてきたことを考えていました。熊は優しい目をしてこちらをじっと見つめていますが……。著者がカナダ・インディアンの世界に身を置き、かれらと同じ体験をすることによって、自然の力をその魂に宿す人々の日々を記録しました。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
のん@絵本童話から大人の教養本まで
1
カナダ〜アラスカにまたがる、アサパスカン語族のインディアン。冬はトナカイの狩猟をして冬越しする。その部族の中で15か月間暮らした作者。トナカイも、熊も、向こうから私たちの元へやってくる、と。神話と共にある暮らしの価値観。そこには、大好きな絵本『太陽へとぶ矢』に近いお話があった。エスキモーとは全然違うと思っているようで、軽蔑の対象ですらあることに驚き。お酒の悪い影響や脱・条約インディアンなど、近代的な生活による変化も書かれている。中学生〜2024/03/03
an
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小学校上級以上対象としているけどかなり内容は深くて面白い。こんな体験を1970年にされてまとめられたのはそういう時代という気もする。神話の話も人間とトナカイの関係性も、そして人間関係も本能的で人間的。2023/08/10




