内容説明
おじいちゃんが、スズムシのたまごをもってやってきた。飼育ケースの中には土しか見えない。けれど、ある日ゴマつぶみたいなスズムシの赤ん坊が生まれていた。おじいちゃんの手紙や電話に教えられながら、スズムシと暮らす少女。気づいたことを書きとめるスズムシノートのページも埋まっていく。夏休みの頃にはうるさすぎるほど鳴いたスズムシも、夏が終わり…著者、木坂涼の10数年の飼育経験から生まれた絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆうまっき
43
この夏休み、家でスズムシを飼って息子と観察してるのですが、こちらの絵本がスズムシのことがわかりやすい絵と文で描かれていてとても参考になりました。この絵本の通りにうちのスズムシも脱皮して成虫になり今はリンリンと涼しげな音を奏でています。2018/08/21
chiaki
37
秋の気配が感じられると聞こえてくるスズムシの音。著者は2013年時点で19世ものスズムシ君を育ててきているそうで、本書は著者流スズムシの飼い方!スズムシの一生の観察日記的な1冊。スズムシってわりと雑食!?きゅうりやナスなんかの野菜を食べるのは知ってたけど動物性たんぱく質ものも食べるんだ!バランス良く与えてあげなきと共食いにつながるのだとか…。ひえ〰️!脱皮して脱いだ皮も食べちゃうんだね。スズムシの知られざる生態とその一生に驚きでした。1年生生活科に合わせて紹介予定本。2020/09/21
雨巫女。@新潮部
14
《書店》スズムシは、小さい頃飼ってました。鳴き声が好きだったけど、かなり増殖して、近くの山に…。m(__)m。ごめんなさい…。2013/06/27
いっちゃん
10
また飼いたくなる。野菜ばっかりあげて、鰹節なんかやったことなかったから、反省。生き物を飼うときは、ちゃんと調べないといけないな。2021/01/12
遠い日
10
木坂涼さんが虫の本とは珍しいと思っていたら、あとがきにてご自身でもう18年も飼われているとのこと。懇切丁寧な飼育の方法、コツを披露。卵から育てたら、それはもう愛情が湧くことでしょう。何回かは我が家でも飼ったことはあるのだけれど、こんなに何世代にもわたって飼うことは、それはそれは大変なことだと、感心してしまう。2014/11/18