内容説明
アファナーシェフらによる原話から選びぬかれた「おおきなかぶ」から「魔法の馬」まで、ロシアの大地から生まれた昔話全33話を、美しい訳文と力強い挿絵でおくります。個性あふれる動物が活躍するお話、素朴で単純なお話、ふしぎな魔法にみちたお話など、ロシアの人々の豊かな知恵や勇気やユーモアが詰め込まれた1冊です。世界で知られる絵本画家マブリナのカラー挿絵が19ページ分展開されており、見どころ満載です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takakuma
9
6年生の語り聞かせの為、「魔法の馬」を覚えました。好きだわ~このお話。6年生の皆も、とてもよく聞いてくれて、一緒にワクワクできました!! 2013/08/13
おはなし会 芽ぶっく
8
全33話。 魔法の馬/つるとあおさぎ/うさぎのなみだ/まぬけなおおかみ/ババヤガーの白い鳥/かえるの王女/マーシャとくま/空をとぶ船/小鳥のことば/かますのいいつけ/白いかも/イワン王子とはいいろおおかみ/おおきなかぶ/雪むすめ /動物たちの冬ごもり/ねこときつね/魔法の指輪/おんどりとまめ/金のとさかのおんどりと魔法のひきうす/金の魚/魔女と太陽の妹/はいいろおでことやぎとひつじ/魔法のシャツ/銅の国、銀の国、金の国→2019/11/08
かおりんご
7
児童書。ロシアの話だと知らなかったものもありました。主人公は、不細工でおバカ男子が多いのにびっくり。これがお国柄?また、登場人物の名前も、イワン、マリア、ワシリーサが多いことにも気がつきました。魔女だけではなく、ババヤガーという味方が敵かわからないものも出てきます。アンデルセンやグリム童話とはちがうテイストなのも面白かったです。2013/03/08
長くつしたのピッピ
6
この本に載っているお話は、どれも奥の深い読んでいるとわくわくドキドキするお話ばかり。同じお話でも撰者によってこんなに雰囲気が違うことが分かり面白い。岩波書店の「まほうの馬」と、こちらの「魔法の馬」では、ほぼ同じストーリーながら、冒頭の不気味さと、うるわし美し姫のネーミングセンスによって、こちらに軍配が上がった。2015/10/27
まあやん
5
めでたしめでたしになるかなあって思ったら、まさかのうらぎりにあったり、なんだかめくるめくドラマチックな話が多くてびっくり。ババヤガーとイワン。鳥が地面にぶつかると人間になったり。日本の昔ばなしとはちがうなあ。2018/01/12