内容説明
「一人が不快そうな顔で、奇しくもトナレイ最晩年のときと同じ厳しい口調でのたまう。『そんなことは、どうでも良い【テイス・トン・レタム・タ・リヤ】』いかなる異論も封殺する、すばらしい言葉である」(本文より)。「俺は医者に殺される」──皇帝以前に父親であり人間であった男の生まれる前から死後までの物語。架空世界? いや、この「世界」での話である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
我門隆星
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現実をシャッフルして作った架空世界の皇帝伝記もどき。2度の世界大戦~ヴェトナム戦争を一連の十年間の戦争に仕立ててきっかけがバーミヤンの大仏爆破だったりエルトゥールル号沈没と大津事件が合体したり。問題は「主要参考文献」か。「章だけで中身のない小説(雲隠れ)」という記述(だけ)が『源氏物語』だったり咀嚼されすぎてどこを参照したのか分からなかったり、酷いのになると「記載自体が『主要参考文献』に見当たらない」状態だったり。まあ、大学関係者が学生に迎合しながら書き散らした本をシミュレートしたのでそれは致し方ないか。
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