雑賀乱る 反骨の兵たち

著者名：つむぎ舞

文芸社（2024/03発売）

• ISBN：9784286206127

内容説明

戦国時代、大名の支配から脱した民の国が存在した。それが紀州の雑賀である。地の利を生かした貿易で栄えるその国の莫大な富を狙い、天下統一を目論んで織田信長が圧倒的勢力で侵攻。大坂・石山本願寺における一揆を端に発し、雑賀の存亡をかけた信長と攻防が始まっていく。「織田は強い、その織田を破った俺達はもっと強い」。本書は雑賀衆の活躍を描いた歴史群像小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[spica]

信長を苦しめた石山本願寺と雑賀衆。雑賀の孫一、土橋重治らの視点から、信長との戦いを描く。テーマとしては好みなのだが、視点がバラバラとして、登場人物それぞれに共感できなかった。司馬遼太郎のを読もうかな。

2020/02/12

[ゆきのすけ]

kindle unlimitedのオススメにしつこく表示されるので、読んでみた。 面白かったよ。

2021/01/18

[ぁゃ]

Kindle Unlimited。 孫一が可哀想だった…。というか、雑賀全体が不幸な気さえしてしまう。時代と言ってしまえば、それまでかもしれないが。 それまでの鈴木孫一と土橋重治、鉄砲隊の蛍、羽柴秀吉との物語が面白いが故に、余計に終盤の物語の薄さを感じてしまうのが残念。史実に寄せる為とか、その辺りの記録があまり無いとか、理由はわからないけど…。

2021/08/17