内容説明
「50代を生きるって、とても大変で、難しい。
それでもオレは、美しく枯れていきたい」
前作『粋な男たち』から約5年半余りのときを経て、
著者・玉袋筋太郎を取り巻く環境は激変した。
2020年、オフィス北野から独立しフリーに。
兄弟弟子である「たけし軍団」から離れ、
「浅草キッド」の相棒である水道橋博士、
師匠であるビートたけしとの距離も遠のいた。
初孫という新しい命に喜びを感じながらも、
母親は認知症を患い施設に入った。
長年連れ添った妻は、ある朝、家から出て行った……。
仕事の人間関係、夫婦仲、家族構成にも変化が訪れる、
波乱万丈な50代――。
「時代遅れ」な昭和の粋芸人が語り尽くした、
悩めるすべての大人たちに捧ぐ、人生後半戦の歩き方。
●目次
はじめに――50代を迎えて、オレの人生は激変した
第1章 人間関係って大変だよな
第2章 「発酵」した50代の仕事観
第3章 夫婦ってなんだか難しい
第4章 新しい命と消えゆく命とともに
第5章 「人生」のこと、考えてみよっか
おわりに――美しく枯れるために
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
imagine
17
浅草キッドの今について、こんなに語っていることにビックリ。事務所を辞めても、漫才やりたかったんだ!事務所に残ることで義を通すという水道橋博士とは距離ができてしまったけど、先日浅草で久方ぶりに同じ舞台に立ったことだし、「タメ」の期間を終えて再び浅草キッドの漫才を披露してほしい!そして、出て行ってしまった奥方とはこの後どうなるのか。将に激動の50代…。普段から、BSの町中華、外山アナとのラジオなどで、その自然体で粋な姿に憧れているだけに、素の部分をこれだけ知らされると、男はつらいよ、と思わずにいられなかった。2024/10/22
anken99
14
玉ちゃんの著作を一気に堪能させていただいた。50代からの生き方を、離婚、仕事など、玉ちゃん自身の身にふりかかったさまざまな事を振り替えりつつ、示唆たっぷりに読ませてくれる。特に、奥様との関係は本書で初めて明らかにしたことであり、本音たっぷりに語られていて、私自身の身につまされるようなところもあった。あとは、水道橋博士との関係の真相についてか。人生の岐路に立ったときの決断、正解不正解はないのかもしれないな。いずれにしても、歳を重ねるごとに魅力を醸し出す玉ちゃんからは目が離せない。憧れてしまう。2025/11/30
玉露
14
去るもの追わず、情に流されず、無理せず身の丈の後半生。いいな。2024/07/29
ちゃーびん
13
玉袋氏自身の50代がとても正直に素直に語られている。50代をどう生きるか考えたい人は参考にもなりそう。水道橋博士や奥さん、そしてビートたけし氏へのメッセージの本にも思えた。2024/10/31
nonicchi
13
玉さん!今日の「ビバリー昼ズ」ゲストの博士、浅草キッド再始動、やぶさかでない感じだったわよ!待てば海路の日和ありだわよ!2024/07/29




