社会言語学のまなざし(シリーズ「知のまなざし」)

個数:1
紙書籍版価格
¥1,760
  • 電子書籍
  • ポイントキャンペーン

社会言語学のまなざし(シリーズ「知のまなざし」)

  • 著者名:佐野直子
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 三元社(2024/03発売)
  • 新生活を応援!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~4/5)
  • ポイント 400pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784883033843

ファイル: /

内容説明

さまざまな「話すという事実」において、何がおきているのか。──
「社会言語学のまなざし」には、実際にことばを使っている「話者」のありかたと、その「ことば」が実際に使われているそれぞれの「社会」のありかたが、つねに含まれている。ことばが使われる現場とそこにいる「話者」を徹底してまなざし、そこにあらわれる「ことば」の多様な姿を、多様な形で記述することで見えてくるものとは。

[目次]

  はじめに iii

1. 社会言語学のまなざし 1
  まなざし(1) ことばの「多様さ」に目を向ける 2
      ある論文のタイトル 2
      ことばの指標性 5
  まなざし(2) ことばの「変化」に目を向ける 7
      さまざまな言語研究における、ことばの「変化」への態度 7
      ことばが変わるのではなく、ことばを変える 11
  まなざし(3) 「みずからことばを選択する人びと」という話者モデル 14
      ことばの「不自由さ」 14
      「母語話者」というモデル 16
      「選択する話者」モデル 20
      選択のルールと話者 21
      社会言語学者という「選択する話者」 23
  まなざし(4) 「多言語社会」という社会モデル 24
      身近な「多言語社会」 24
      「言語」記述の多層性 27
      言語によって分割されない社会、社会によって分割されない言語 29
      「破片」としての言語 31
      「まなざし」だけはもっている社会言語学 33

2. 社会言語学という「枠組み」 37
  枠組み(1) 言語と方言 37
      「方言」へのまなざし 40
      「標準語」と「方言」――「言語」の政治性 45
      「言語」「方言」という枠組みによるまなざしの違い 48
      「言語」であることの威信と主張 51
  枠組み(2) さまざまなことばの「変異」――変異社会言語学 54
      「ところ」だけではないことばの多様性 54
      変異社会言語学の誕生56
      変異社会言語学の調査法 58
      言語変化と変異社会言語学 66
      変異社会言語学の限界 68
      「言語」と「社会」を切りはなすまなざし? 71
  枠組み(3) 談話・発話――相手や場面ごとに異なる話しかた 76
      スタイル・レジスター・ドメイン 76
      「誰と」話すのか、そしてその周囲 79
      話すための配慮と戦略――ポライトネス 82
      「発話事象」「談話」「会話」研究の枠組み 85

3. 社会言語学の「知の回路」 93
  回路(1) 「ひとつの言語」を作りだす 94
      「言語は計画できるのか?」という問い――ナショナリズムと言語 94
      国家事業としての「言語計画」 97
      「言語計画」から「こと活」へ?――「言語政策」の射程 103
      「言語政策」の多言語性 111
  回路(2) ダイグロシアとバイリンガリズム――「多言語社会」における言語使用 113
      ダイグロシアの「発見」 113
      ダイグロシアを打ちやぶる 117
      バイリンガルとは誰か、バイリンガリズムとは何か 122
      社会のバイリンガリズム 124
      「バイリンガル」の種類とその測定 126
      足し算のバイリンガル、引き算のバイリンガル 130
      バイリンガルの言語行動――混淆する「言語」 134
      バイリンガルをおそれるのは誰か 138
      言語の混淆の「文法」 139
  回路(3) グローバル化と多言語社会――多様なことばのありかたへ 142
      ことばを数えはじめること 142
      言語のエコロジー 144
      多言語のエコノミー――言語の市場化、階層化、言語帝国主義 145
      英語帝国主義とそのまなざし 149
      「消滅の危機に瀕する言語」の問題とは何か 151
      「ことばを使う権利」を問う 155
  回路(4) おわりに――社会言語学の「知の回路」とは 160

4. 知の枠組みと回路のための11冊 163
  知の枠組みのための6冊 163
  知の回路のための5冊 165

  あとがき 169

目次

[目次]

  はじめに iii

1. 社会言語学のまなざし 1
  まなざし(1) ことばの「多様さ」に目を向ける 2
      ある論文のタイトル 2
      ことばの指標性 5
  まなざし(2) ことばの「変化」に目を向ける 7
      さまざまな言語研究における、ことばの「変化」への態度 7
      ことばが変わるのではなく、ことばを変える 11
  まなざし(3) 「みずからことばを選択する人びと」という話者モデル 14
      ことばの「不自由さ」 14
      「母語話者」というモデル 16
      「選択する話者」モデル 20
      選択のルールと話者 21
      社会言語学者という「選択する話者」 23
  まなざし(4) 「多言語社会」という社会モデル 24
      身近な「多言語社会」 24
      「言語」記述の多層性 27
      言語によって分割されない社会、社会によって分割されない言語 29
      「破片」としての言語 31
      「まなざし」だけはもっている社会言語学 33

2. 社会言語学という「枠組み」 37
  枠組み(1) 言語と方言 37
      「方言」へのまなざし 40
      「標準語」と「方言」――「言語」の政治性 45
      「言語」「方言」という枠組みによるまなざしの違い 48
      「言語」であることの威信と主張 51
  枠組み(2) さまざまなことばの「変異」――変異社会言語学 54
      「ところ」だけではないことばの多様性 54
      変異社会言語学の誕生56
      変異社会言語学の調査法 58
      言語変化と変異社会言語学 66
      変異社会言語学の限界 68
      「言語」と「社会」を切りはなすまなざし? 71
  枠組み(3) 談話・発話――相手や場面ごとに異なる話しかた 76
      スタイル・レジスター・ドメイン 76
      「誰と」話すのか、そしてその周囲 79
      話すための配慮と戦略――ポライトネス 82
      「発話事象」「談話」「会話」研究の枠組み 85

3. 社会言語学の「知の回路」 93
  回路(1) 「ひとつの言語」を作りだす 94
      「言語は計画できるのか?」という問い――ナショナリズムと言語 94
      国家事業としての「言語計画」 97
      「言語計画」から「こと活」へ?――「言語政策」の射程 103
      「言語政策」の多言語性 111
  回路(2) ダイグロシアとバイリンガリズム――「多言語社会」における言語使用 113
      ダイグロシアの「発見」 113
      ダイグロシアを打ちやぶる 117
      バイリンガルとは誰か、バイリンガリズムとは何か 122
      社会のバイリンガリズム 124
      「バイリンガル」の種類とその測定 126
      足し算のバイリンガル、引き算のバイリンガル 130
      バイリンガルの言語行動――混淆する「言語」 134
      バイリンガルをおそれるのは誰か 138
      言語の混淆の「文法」 139
  回路(3) グローバル化と多言語社会――多様なことばのありかたへ 142
ほか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

センケイ (線形)

7
言語の諸性質を相対化して理解するには知る限りベスト。社会言語学を入門できると同時に、知の営み自体の地平を感じられる魅惑の本だ。日本語は本当に1つか。状況ごとに使い分けられる言葉は、それぞれ区別しなくて良いのか。そこに入り込む政治性。実は気を配るべきかもしれないことの数々。ある言葉、あるいは言葉の使いかたを称揚しそうになるときに、ちょっと冷静に振り返られるようになる本だ。2020/03/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9775482
  • ご注意事項

最近チェックした商品