夢を叶えるために脳はある 「私という現象」、高校生と脳を語り尽くす

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夢を叶えるために脳はある 「私という現象」、高校生と脳を語り尽くす

  • 著者名:池谷裕二【著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 講談社(2024/03発売)
  • 紅葉きらめく!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~11/24)
  • ポイント 500pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065349182

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内容説明

累計43万部突破!ベストセラー『進化しすぎた脳』『単純な脳、複雑な「私」』に続く、高校生への脳講義シリーズの最新刊がついに刊行。

なぜ僕らは脳を持ち、何のために生きているのか。
脳科学が最後に辿り着く予想外の結論、そしてタイトルに込められた「本当の意味」とは――。


なぜ脳は存在するのか、僕らはなぜこんなに大きな脳を持ってしまったのか、時間はなぜ存在するのか、この世界は現実なのか、人工知能にとって人間とはなにか、私とはなにか――
数々の問いを巡らせていくと、全てがつながり、思いもよらない答えを導く。
人気脳研究学者である著者が、3日間にわたっておこなった圧倒的迫力の講義録。

「というわけで、「ああ、そうか、ならば生きなくては」と僕は感じる。能天気なヤツかもしれない。
君らはどうかな。そうは感じないかな。
僕はね、どうせ生きるんだったら、せっかくなら楽しく生きようよ、と思わずにはいられない。だって、生きているだけで役に立っているんだよ。そんなシンプルな喜びって、他に何があるんだろう。
そうした生命の本質的な原理を、脳の研究をしながら、強く感じる」(本書より)

「いま一番思い入れがあって、一番好きな本」と自らが語る、渾身の一冊。
本書でシリーズ完結となる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

148
これは面白い。高校生に行った3日間の連続講義の書籍化。「脳の活動は神経細胞の発火、神経電位の実態はナトリウムイオンの流れ」という脳科学の基本を教えた上で、「記憶とは何か」「分かるとはどういうことか」などと疑問を畳みかける。更に、考察は、「ヒトらしさとは何か」「心は何か」という哲学の領域に及び、最後に「今感じている現実は、脳が演出するバーチャル世界」だと実感させてゆく。科学すること、哲学することの面白さを学生たちと共有し、知的好奇心を刺激する素晴らしい講義。教育者としての池谷先生の姿勢に心から敬意を覚える。2025/01/02

アキ

102
15年前の「進化しすぎた脳」と10年前の「単純な脳、複雑な「私」」の続き、高校生への講義シリーズ第3弾。著者はその間に東大講師から准教授を経て教授になり、「脳AI融合プロジェクト」を立ち上げた。3日間の講義を終えると「夢を叶えるために脳はある」という題名自体が、まるで違った世界に見えてくる。ヒトの脳は車で例えるとF1カーのようなもの。普段やっていることは、近所のコンビニに買い物に行くこと。脳の真のポテンシャルを全開にする方法をドライバーであるヒトは知らない。AIにはできない人間らしいことを知る旅に出よう。2024/05/11

tamami

78
著者、池谷裕二さんの中高生に向けての脳科学講義3点目。700頁近い大冊で、内容的にも非常に広範で深い事柄が語られている。20年という年月に渡って脳科学研究の最先端を走り続けてる著者に感服。一読了解、というわけには行かず、全体の要約等とても適わないけれども、物事の認識について科学も万能ではなく、脳が認識できる範囲で認識しているということ。人間が全く知らない世界の存在を示唆されたような気がして、ゾクゾクとさせられる。そんな未知の世界に進み出そうとしている聴講生の高校生にもエールを贈りたい。未来は君たちのもの。2024/05/14

クリママ

49
高校生への脳講義シリーズ、第3弾。今回は栄光学園高校の生徒10人へ3日間の講義で、かなりのボリューム。1個当たり1万以上のシナプスがある脳の神経細胞は電気信号を出し、それはナトリウムイオンである等々、大変多くの具体的な解説がされているが、印象に残ったのは、そういった研究成果から導かれる考え方。人が感じる現象はあくまで脳が感じられるものであり、例えば太陽光の20%しか見ることができないように、それが現象のすべてではない。地球上で脳を持った生物はわずか0.13%だが、脳を持つという進化は、宇宙のエントロピー⇒2025/02/28

ムーミン

44
面白くわかりやすい部分だけ拾い読みしました。2025/03/29

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