内容説明
貴族の証である血統魔法が使えず、無能扱いされる辺境伯家の次男・アルバは、ある日突然、不仲の兄と一時的に体が入れ替わってしまう。自分の体で暴虐の限りを尽くした兄のせいで、未開の村へ追放されてしまったアルバ。自由な生活を渇望していた彼は喜んで向かうが、そこはゴミの山で埋め尽くされており――。
「あなた魔法が使えたの？ しかもこんな技を無詠唱で・・・!?」「アルバ様は救いの神なのか!?」
火魔法・風魔法・土魔法・etc・・・密かに全ての属性、【万能魔法】を習得していたアルバ。ガラクタを便利な魔導具に変え、ライフラインを整え、農作物を増やし、未開の村をあっという間に超チート拠点へと変貌させる。さらに伝説の聖獣の親子も救ってしまい・・・!? 適当にゆるっと過ごすはずが気づけば万能領主として称えられるアルバの活躍は、彼を捨てた実家にも届いており・・・。
適当あらため規格外領主、念願のスローライフ（？）を始めます！
【第3回グラスト大賞】長編賞受賞作が待望の書籍化！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
速水 僚
0
落ちこぼれとは世間の評価で、本人の資質ではない。どちらかといえばチート次男くん。 前半になんと敵といえる長男くんと入れ替わり、敵に塩送る善政を敷く一方、次男くんになった長男くんは恩を仇で返す罪を行う。タイトルの通りのんびりしたい次男には追い風だったが（笑）元に戻ったら悪政の長男くん、追放先でのんびりするために善政している次男くん。差は歴然。展開は読めるがモフモフ聖獣くんと伏線もありこの先楽しみ2024/08/09
