内容説明
孔子、プラトン、アリストテレス、アウグスティヌス、アル=ファーラービー、
マイモニデス、トマス・アクィナス、マキャヴェッリ、ホッブズ、ロック、
ヒューム、ルソー、バーク、ウルストンクラフト、カント、ペイン、ヘーゲル
、マディソン、トクヴィル、ミル、マルクス、ニーチェ、ガンディー、
クトゥブ、アーレント、毛沢東、ハイエク、ロールズ、ヌスバウム、ネス――。
古代ギリシャの哲学者をはじめ、儒教、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の
神学者や指導者、そして「フェミニズムの母」やエコロジストを含む近現代哲学者まで、
三〇人の賢者たちの人生と思想を通史的に解説。
本書は、歴史上有数の政治学者たちの話をこっそり聞ける場所に読者を案内する。
読者は、三〇の短い章を通じて、さまざまな魅力的な人物と知り合えるだろう。(中略)
彼らは皆、同時代の政治的情報から真の知識を抽出し、その知識を、人が、個人や
コミュニティーとして、どうすればより良く生きられるかについての普遍的な知恵に変えようとした。
私たちが選んだのは、最も賢明で、最も大きな影響を後世に与えた三〇人の政治思想家である。
彼らの出身地は、アジア、アフリカ、ヨーロッパ、アメリカと、広範にわたる。
また、各章の終わりでは、それぞれの賢者が現代の政治的問題に対して
提供し得る知恵について考察している。(「序章 政治――かつては力が正義だった」より)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
51
2019年初出。政治は権力と正義が交わる場所であり、正当性を与えられた権力、権力を与えられた正義(018頁)。プラトンによれば、女性は、育児の責任から解放されたときに初めて、職場で男性と同等になれる(041頁)。アリストテレスによれば、幸福は、道徳的な美徳や知的な美徳を追求する活動によって自分の潜在能力を発現させることである(047頁)。アウグスティヌスの平和とは、平穏な秩序(057頁)。ヒュームが良しとした徳や習慣は、頑なな人を柔和にし、人生をもっと楽で心地よくするものだ(132頁)。2024/08/13
スプリント
8
概略を学ぶには最適。2024/03/31
みかん
7
面白い!政治哲学史の入門編としてはすっごくよいと思う。夢中になって読めた。2024/04/13
takao
2
ふむ2024/06/14
凸凹
1
人類の歴史の中で最も影響力のある思想家たちのその生涯と哲学を、古代から現代へと年代順に取り上げて、解説した本。政治哲学の優れた入門書。2024/05/20
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