内容説明
齢六十八にして、お茶を習うことになった。事のはじまりは、今から二十年以上遡るのだが、当時、私の担当編集者の女性と、還暦を過ぎたとき、自分たちはどうしているかといった話をしていた。私は、
「いつまで仕事をいただけるかわからないけれど、仕事があればずっと続けていると思いますけどね」
といった。私よりも二歳年上の彼女は、
「私はお茶の先生ができればいいなと考えているのですけれど」
というので、
「そうなったら、私もお弟子になる」
といったのである。
(本文より)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
旅するランナー
188
茶道のお稽古を始める作者の失敗の連続を包み隠さず披露します。確かに作法は複雑で難しく、初心者なら誰でも通る過程なんでしょう。映画「日日是好日」と同じように、四季折々の楽しみ·味わいは感じることができます。この本を読んで、茶道を始めたくなるでしょうか、あなたなら、さーどうする?2024/09/16
tetsubun1000mg
42
群さんはかつて三味線の習得にハマっていて、関連する書籍を書かれていたが、今回は茶道に挑戦している。 素人なので茶道についての知識もないし茶室でお茶を嗜んだことも無いので、道具や所作について細かく詳しいことに驚きました。 花やお茶の世界はうかつに近づかないほうがが良いようです。 それでも群さんは茶道を続けたいようですね。 何か惹かれるものが有るのでしょう。 2025/12/27
さく
31
68歳になってから、茶道を習い始めた群さん。茶道や着物のことが書かれているけれど、私に全くその知識がないので、何のことやらちんぷんかんぷん。ちんぷんかんぷんのまま最後まで読めてしまったのは、群さんの文章の面白さのおかげかな。茶道についてはわからなかったけれど、興味を持ったことは、何歳からでも始められる!と思いました。2024/05/01
いちろく
31
「齢六十八にして、お茶を習うことになった。」から始まる著者の新刊エッセイは、お茶の稽古について。近年の著者のエッセイは老若男女問わず物申す内容も少なくなく、特に同性の女性に厳しいイメージがある。もちろん、著者自身が自分に厳しいからこそ他人にも厳しく物申しているのを、読者は理解している(はず)。そんな著者だから年齢を重ねて新しく始めることに対して、読者の一人としても興味を惹かれた。正直、私はお茶の世界もサッパリわからないが、真剣に取り組む姿は伝わる。やっぱり、群ようこ氏は群ようこ氏だ。読んで良かった。2024/04/28
ゆきらぱ
24
60代になって新たにお茶を習う群ようこさん。とても励まされた。先生やお弟子さん方を信頼している姿勢、恥をかきながらも続けるところにじーんとなる。私も習っている英会話において、恥、恥、恥の連続なのですが先生方や仲間を尊敬しながらこれからも続けようと思いました。2025/11/22




