単行本<br> 老いてお茶を習う

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単行本
老いてお茶を習う

  • 著者名:群ようこ【著者】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • KADOKAWA(2024/03発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 510pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041148495

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内容説明

齢六十八にして、お茶を習うことになった。事のはじまりは、今から二十年以上遡るのだが、当時、私の担当編集者の女性と、還暦を過ぎたとき、自分たちはどうしているかといった話をしていた。私は、
「いつまで仕事をいただけるかわからないけれど、仕事があればずっと続けていると思いますけどね」
といった。私よりも二歳年上の彼女は、
「私はお茶の先生ができればいいなと考えているのですけれど」
というので、
「そうなったら、私もお弟子になる」
といったのである。
(本文より)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

旅するランナー

185
茶道のお稽古を始める作者の失敗の連続を包み隠さず披露します。確かに作法は複雑で難しく、初心者なら誰でも通る過程なんでしょう。映画「日日是好日」と同じように、四季折々の楽しみ·味わいは感じることができます。この本を読んで、茶道を始めたくなるでしょうか、あなたなら、さーどうする?2024/09/16

さく

29
68歳になってから、茶道を習い始めた群さん。茶道や着物のことが書かれているけれど、私に全くその知識がないので、何のことやらちんぷんかんぷん。ちんぷんかんぷんのまま最後まで読めてしまったのは、群さんの文章の面白さのおかげかな。茶道についてはわからなかったけれど、興味を持ったことは、何歳からでも始められる!と思いました。2024/05/01

いちろく

29
「齢六十八にして、お茶を習うことになった。」から始まる著者の新刊エッセイは、お茶の稽古について。近年の著者のエッセイは老若男女問わず物申す内容も少なくなく、特に同性の女性に厳しいイメージがある。もちろん、著者自身が自分に厳しいからこそ他人にも厳しく物申しているのを、読者は理解している(はず)。そんな著者だから年齢を重ねて新しく始めることに対して、読者の一人としても興味を惹かれた。正直、私はお茶の世界もサッパリわからないが、真剣に取り組む姿は伝わる。やっぱり、群ようこ氏は群ようこ氏だ。読んで良かった。2024/04/28

らび

22
幾つになっても好きで興味があれば習い事もできるってことですね。もうそんな意欲すら持ち合わせていないこの身には他人様の日記のようなものに触れて羨ましいです。お作法は大事ですし何事も基礎ができてこそなんでしょう。しかしもっと肩が凝らずに気軽に楽しめるほうがいいな~。まあ私は抹茶嫌いなんですが・・・。2025/01/13

青木 蓮友

22
まったく茶道を知らないわたしがかなり楽しく読めました。これもひとえに「群ようこ」の筆力、さすがです。群さん、こういうのがいいですよ、自分ツッコミが激しくて思わず何度も吹き出しました。作法のくわしくは9割わかりませんでしたが、これを書くのがいかに大変かはすぐさま想像でき、きっと本当にお好きで復習がてらもあるのかも。うれしい気配が伝わってこちらもわくわくできました。お菓子の場面なんて特によかったです。ひとり暮らしの父の家にこれを持って行ったら「茶道、習ったことあるぞ」と言われびっくり仰天、親って意外と深い。2024/05/14

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