内容説明
架空の世界に実在するカレーの名店が描かれた、空想とリアルが交錯する展開に心地よく引き込まれる!
食に関心がなく、効率とコスパを重視する主人公竹中は、ある医師のバッグを拾ったことから奇妙なカレーの世界に引きずり込まれていく。インド映画に近い、かもしれない世界初カレーSFファンタジー。
【著者】
タケナカリー
カレー活動家/スパイス料理研究家
Chance The Curry Inc. 代表。カレーやスパイスに関わる商品企画、レシピ開発、コンテンツ制作、執筆などを手掛ける。好きな概念はカレー。
Podcast「カレー三兄弟のもぐもぐ自由研究」を配信中。カレー三兄弟の三男としてMC・番組構成を担当。
目次
EPISODE1 地下室の、和ッサム
EPISODE2 時空を超えるカーラン
EPISODE3 新宿ミッドタウンのカシミール
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
緋色
9
普段のミーハーな本の選び方なら出会わなかっただろう、カレー×SFという謎ジャンル。絶妙なところは「どこからが虚構でどこからが真実なのかが分からずいつの間にか虚構に迷い込んでしまう…という語り手の体感がリアルに伝わる」というところ。実在の人物や実在の店舗が出てくるし、主人公も著者の名前の「竹中」なのでエッセイっぽい感じかな~と思っていて、気づいたら自分も主人公と変なことに巻き込まれていた。実在の店舗(すべて東京)が出てくるので、本の世界をリアルに体感できるかもという点で、読まれる方はぜひお早めにどうぞ。2024/11/24
ぶっくlover
6
善の習慣も悪の習慣も、やめられなくなっている状態を依存という。そう考えると、普段の生活の中にもたくさん依存しているものがあるなぁと感じる。もう少しゆる~く、考えてもいいのかもなと感じた。 2025/01/13