内容説明
故障なし、放射能漏れなし、廃棄物なし、燃料交換も運転員も送電線もなくていい―脱原発を現実的に可能にする夢の超技術(カプセル型発電機ネイチャー・セル10)の全貌を世界で初めて一般に公開。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
磁石
11
夢の技術過ぎて一概には信じきれない、というか原発=危険な発電方法&福島原発の事故などの刷り込みがあって受け付けるのが難しい。でも一通り説明を聞いてみると、素人ながらもたんなる夢物語とは思えないし投資さえしてくれればすぐにも作れてしまうモノだとはわかった。それでも、危険すぎる大型原子炉と採算の取れない純粋なプルトニウムしか使わないのは、原子ムラのオツムの具合以外にも考えられる。設置型時限核爆弾だから/俺たちゃいつでもお前たちを滅ぼせるんだぞ、なんて言う誰かの考えがありそうな気がしてしまう。……考え過ぎかな2016/03/11
びわまる
2
書かれていることは本当なのだろうか。それとも大下氏による脚色いっぱいの、小説に近い読み物なのだろうか。もし事実だとしたら、もったいなくてたまらない。服部氏のリスク統計や原発の安全基準は世界的な評価を受けたが、なぜか日本では完全否定され、電源喪失防止の具体的な策も取り入れられず、安全を追求しすぎだと排除された過去。燃料の交換も送電網も水もいらない、制御棒がないから運転員もいらない、核廃棄物も発生しない、諸外国からはこの超小型炉を導入したいという話が来ているのに…という未来。2012/02/10
Coders
0
特に福島の事故以来、ブローカーの間でよく話に登場するので読んでみた。 結局、設計というかイメージのみで実験炉も出来てないし、実証炉レベルとなると100億円オーバーともなれば、ちょっと手が出でない。2016/12/06
kyhitsuji
0
本当に出来るなら凄い技術です。著者が作家なので読みやすい。2012/04/22
STEM読書会
0
結局はもんじゅと同じ2020/01/16




