内容説明
ドラマ化もされた大ロングセラー「安積班」シリーズ熱望の最新刊!
外国人同士がもめているという通報があり現場に駆けつけると、複数の外国人が罵声を上げて揉み合っていた。ナイフで相手を刺して怪我を負わせた一人を確保し、送検するも、彼らの対立はこれでは終わらなかった……。(「略奪」より)
高齢者の運転トラブル、半グレの取り締まり、悪質なクレーマー……
守るべき正義とは何か。揺るぎない眼差しで安積は事件を解決に導いていくーー。
おなじみの安積班メンバーに加え、国際犯罪対策課、水上安全課、盗犯係、暴力犯係など、ここでしか味わえない警察官たちのそれぞれの矜持が光る短編集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
163
今野 敏は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。読み続けている “安積班シリーズ”最新作、今回は短編集、安定の面白さでした。オススメは、『志望』&『成敗』&『夏雲』です。 http://www.kadokawaharuki.co.jp/book/detail/detail.php?no=7204 2024/04/17
いつでも母さん
140
安積班シリーズ最新刊は短編10話。色々・・中でも印象に残ったのは有望な巡査長を引き抜くかどうかの『志望』詐欺グループを捕まえる『雨水』あおり運転の『成敗』動画投稿の『夏雲』外国人同士のいざこざの『略奪』今この国の現状・・棚上げしてはいけない問題を衝いてきた。短編だけどハッとさせられる。こうなったら次は長編を期待してしまう。2024/04/12
ツン
70
最初の2つがコンプライアンスの話でした。ちょうど、テルハラの記事を読んだのでタイムリー(笑)2024/04/03
Kurara
50
★3 安積班のどちらかと言うと事件以外(班員の関係性や考え方)を扱った短編ですね。短編なので読みやすいしテレビドラマを読んでる感じですよね。安定の安積班です。#NetGalleyJP2024/04/22
kei302
48
最近の世相を反映させた10話。須田のユニークさと優秀さがぎゅっと詰まった「当直」が面白かった。安積班最年少刑事の“大物(らしい・たぶん)”桜井が化ける日は来るのか。楽しみ。その時は昇進して異動になる村雨との別れになるのかと思うと淋しいけど…。安積班、長く続いてほしいシリーズのひとつです。NetGalleyJP2024/03/15