内容説明
台湾有事の時、最初に狙われるのは沖縄だ! 徹底した長期取材を経て辿り着いた〝おそるべき日本の危機〟を描く、著者渾身の軍事小説。「日本有事のリアルなストーリーとその意外な展開に読者は引き込まれるであろう」河野克俊氏(元統合幕僚長)
中国人民解放軍が台湾周辺の海域で今までにない規模で演習を開始した。台湾侵攻が急迫していると分析した日本政府は、〝台湾戦争〟の勃発後に日本が巻き込まれた場合を想定し、アメリカ軍の作戦をいかに支援していくべきかの検討を開始した。その事前準備として石垣島と与那国島への陸上自衛隊の事前配置を急ぐ決断をした日本を嘲笑うかのように、中国特殊部隊は宮古島をはじめとする先島諸島に徐々に浸透、破壊工作を始めようとしていた。そして日本は、想定していなかった戦禍に見舞われていく……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
J D
72
専門用語や特殊な話題が多くて読みづらかった。ストーリーとしては、面白かっただんけど、一度読んだくらいでは、理解がついていけないところもあり、もう一度読んだら楽しめるかも。十年以上前に読んだ村上龍「半島を出よ」は、スッキリと分かりやすくて私にはちょうど良いと思った。機会があれば、再読して味わいたい作品でした。2024/12/26
りんご
56
政治家パート、自衛隊ら辺パート、民間人パートでお話が進んでいきます。政治家語と自衛隊語が馴染みがないので読みづらい。民間人はわかるとも。突如周辺がきな臭くなって、何が何だかわからんまま爆撃を受ける。状況不明でも死ぬ。政治家もごく一部の人しか知らない情報をどう扱い、どう対処するのか、迷ううちに状況悪化。デマから始まり、情報が途絶、サイバー攻撃。これは効くなあ。ずっと頭抱えて読みました。2024/06/12
rosetta
45
台湾周辺に展開していた中共軍がまず日本の宮古島を狙ってくる。まさにリアル!小説と言うより仮想のドキュメンタリーを読んでいるよう。長ったらしい固有名詞を何度も省略せずに書くから余計そう感じる。雑誌連載とかだったら頁数稼ぎかと思うところ(笑)。おかけで展開かトロイトロイ。日本の周りにはこんな恫喝外交を繰り返し覇権主義の独裁国家が現実に幾つもあることを忘れてはいけないと思う2024/06/12
hirokun
41
星3 台湾有事に危機感を煽られることの多い昨今、このような戦争シミュレーション物がエンタメ小説の世界に登場する事は肯ける。緊迫感と現実性のあるストーリー展開となっているが、専門用語、外来語、カタカナの多い文章は、時に読み難さを感じる程で、逆に緊迫感を緩めていると感じるのは私だけか?2024/05/12
PEN-F
41
台湾統一に強い意欲を示す中国。中国政府は台湾はもともと中国の領土だとして必ず統一すると主張してきた。っていうか、もともとというなら本来、世界自体が誰のものでもないだろう。地球が誕生してから何十億年も経ってから生まれた人類が勝手に決めてきたことだし。まあそれはともかく「台湾有事は日本有事」中国が台湾に侵攻すれば日本が何もしなくても巻き込まれる。中国がいきなり日本を攻撃する場合、何かしら開戦理由を考える。口実を与えなければいいという議論もあるが、ロシアとウクライナを例にとっても理由などいくらでも後付けできる。2024/04/06
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