内容説明
より積極的なデータやエビデンスの活用が叫ばれる現代。だが最も重要なのは、自らの眼で徹底的に観察を続け、本質を見極める力なのだ――野球、政治、医療など、各界のプロフェッショナルたちから学ぶ、人間の創造性を最大限に発揮するための一流の観察眼とは
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
turtle
3
原題の『The Eye Test』は訳者によると、データだけでなく人間の独創性と想像力も駆使して評価を行うこと、だそうで、あまりにアナリティクスが幅を利かせる状況に問いを投げかける本書は、データだけでヒット作を作れると考えて失敗した映画プロデューサーや、スポーツ、医療など様々な例が挙げられていて楽しく読めます。2024/05/25
風尾 発三郎
1
事例に基づく深い言葉が響く。 人間である事、失敗もあるけど、それが長所って言葉に救われます。 人間として成長していきます。2024/06/02
Dヨッシー
1
データ至上主義の盲点、観察力の大切さを説いた本。著者の体験やインタビューを軸に展開されています。第一章や第二章などはデータ主義だけではうまく行かないことに説得力があり、エピソードも興味深かったです。一方、たとえや前置きの話が少し長い面や観察力に関する説明がうーんとなるところも多々あります。それこそ、それあなたの感想ですよね的な印象も。ですが、データだけではダメであること、もっといろんなものを観察していくことの大切さという面ではためになる本です。2024/04/19