ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 悪魔が唾棄する街

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ハヤカワ・ミステリ文庫
悪魔が唾棄する街

  • 著者名:アランパークス【著】/吉野弘人【訳】
  • 価格 ¥1,848(本体¥1,680)
  • 早川書房(2024/03発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 480pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784151855030

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内容説明

ロックスターの奇妙な死。少女連続失踪事件。上層部から捜査妨害を受けるハリー・マッコイは、解決のため自らを犠牲にするが……

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナミのママ

68
〈刑事ハリー・マッコイ〉シリーズ3作目。1973年7月のグラスゴー。天敵レイバーンの嫌がらせで大事件捜査から外されたマッコイだが、暇などころか公私ともども大忙し。読む方も全力で追いかける。複雑さが気にならずスピード感ある展開にパソコンも携帯電話もない時代という事を忘れていた。「清濁併せ持つ」といえば聞こえが良いが満身創痍、知恵を働かせて切り抜けようとする場面の危険度は沸点超え。ハラハラしつつ最後まで駆け抜けるストーリー展開に大満足だった。【2022年MWA賞最優秀ペイパーバック賞】受賞2024/03/26

29
1973年グラスゴー。ハリー・マッコイは12歳の少女が行方不明になった捜査の指揮を執っているレイバーンと角突き合わせていて事件から干される。そんな中、ロックスターがホテルで死亡し臨場した。同夜、マレーから姪が家出したので見つけて欲しいといわれ捜していくと男の惨殺死体を発見する。未解決の銀行強盗事件も追っていく。謎が謎を呼ぶ辻褄の合わない事件群を解決するマッコイ。なんだかんだいってもクーパーに義理堅いのにグッとくる。警察が善悪の無い時代にマッコイもけっして善人とは言えないがいい人なのが魅力的なシリーズ3。2024/03/26

わたなべよしお

27
 シリーズ2作目で、ハリー・マッコイ、まずい方向に堕ちてしまうのでは、と心配したが、3作目の今作は、そんな杞憂も吹き飛ばす、素晴らしい出来でした。複数の事件を同時に追うパターンでしたが、全体を通して、無常感や生きていくことのやるせなさも感じられて、単に面白い、というだけでない作品に仕上がっていました。次作の期待も高まります。2024/04/14

蝸牛

5
マッコイシリーズ3作目。今回題名に『3月』とつかなかったから、書店で見かけてあれっ?となりました(笑)。 シリーズが進むごとにどんどんおもしろくなってくる。初め違和感のあった訳も気にならなくなりました。弱ってたクーパーも復活したし、マッコイは相変わらず傷だらけだけど、次作も楽しみ。2024/04/17

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