内容説明
定年後の知的活動はこの1冊で足りる!
定年後にゆっくりと何を読むか――それは多くの人が抱える課題だろう。
誰もが何かを読まねばという焦燥にも似た思いを抱く。しかし、何を読んでいいのかわからない。
そうしたあらゆる人々に応えるのが本書である。
目次を見てもらえれば、一目瞭然。これはしたり!思わず膝を打つような書物ばかりではないか。
各界の代表者、作家、学者、評論家、芸術家……など、とにかく書に親しんできた人々に「この1冊」をあげてもらうのだ。ためにならないわけがない。
しかも、「不滅の名著百冊」や「老後を支えてくれる古典」をはじめ、「枕頭の歴史書」や「時代小説50本」まである。これだけあれば、30年かけても読了しないだろう。ということは、この1冊さえあれば、定年後の知的活動は事足りるのである。
めでたし、めでたし。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
trazom
106
各界の著名な方が名著を推薦する。この種の本にレビューをするのは無粋というもの。でも、そもそも、「定年後に読む」というカテゴリーに何の意味があるのだろう。初読とすると「定年後に読んでるようでは、遅いやろ!」という本ばかり。木田元先生が「もうアタリハズレのある新しいものに手を出している暇はなさそうだ。昔一度読んで深い感銘を受け、一体何をあれほど感動したのか、是非もう一度確かめたいと思い続けていた本を読み直してみるので精一杯」と書いておられるが、これが「定年後に読む本」に対する態度として、最も正しいように思う。2024/05/19
KAZOO
103
いまから十数年前に月刊文藝春秋(特別号を含む)に掲載された5つの読書関連記事を1冊にまとめられたもので若干ずるいという気がするのですが、私にとってはありがたく読ませていただきました。「定年後に読みたい30冊」「定年後を支えてくれる古典10冊」「わが心の書23冊」が参考となりますが、やはり古典がほとんどということになります。既読の本が多いのですが、再度読んでみようという本が数冊ありました。2024/03/25
tamami
65
雑誌『文藝春秋』に、ここ十数年の間に掲載された読書特集をまとめたもの。「定年後に読みたい30冊」、「わが心の書23冊」等、章題名を見ただけでも面白そうな紹介記事が数多く掲載されている。選者の印象に残っている本の紹介の形で、いわゆる定番の本だけではなく、人生における書物との関わりの深さを示した記事も多く、興味を惹かれる。欲を言えば、最近の刊行書による一章もあっても良かったのではないか。歴史・時代小説必読の50冊に紹介された作品の内19点が品切れとあり、最近の出版状況の急激な変化を象徴しているようで感慨深い。2024/04/24
coldsurgeon
7
様々な立場の読書人が、心に残り、人に勧める書籍が紹介される。果たして定年後に読むことを念頭に置いているのかどうかは疑問符が付くが、本当に多様な書が紹介されている。残念ながら、読んでみたいと思うものには出会えなかったが、それおは人それぞれに好むことが違うので、仕方がないことなのだろう。2024/07/29
ほじゅどー
6
★★定年後の知的生活はこれにて万全?かどうかは人それぞれ。。。2024/10/22
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