内容説明
選挙で選ばれていない官僚機構が力をもつ行政国家。これは法の支配の観点からいって、避けるべき事態ではないのか。それとも、複雑な現代民主主義においては必要不可欠のものであるのか。行政国家を規律する法に道徳性をみいだすことで、官僚的なリヴァイアサンの必要性を認める者、その没落を切望する者、この両者の和解を試みる。
目次
はじめに――「長く続く、困難な論争」
代替保護策とセカンドベスト
合法性と権威
本書の内容
第一章 新しいコーク
加速する動き
連邦最高裁の内部
行政の権限濫用のリスク
第二章 法の道徳性(一)――ルールと裁量
法と道徳
ルールと法の支配
遡 及
第三章 法の道徳性(二)――一貫性と信頼性
「行政機関は自分自身のルールに従わなければならない」
アウアー敬譲
シェブロン敬譲
二つのパズル
第四章 法の道徳性(三)――限界、トレードオフ、司法の役割
限 界
批 判
進むべき道
新古典派行政法?
第五章 作動中の代替保護策
非委任法理
行政機関のルール解釈への敬譲
アウアー法理と代替保護策
法的枠組みとしてのシェブロン
恣意性審査、口実、整合性
むすび
謝 辞
訳者解説
原 注
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