内容説明
法哲学の目的は何か。法哲学に進歩はありうるのか。どの法理論を優れたものとして認めるべきか。法哲学と政治哲学・道徳哲学・社会哲学といった隣接領域との関係はいかなるものか。こうした根源的な問題群に真正面から取り組む法哲学方法論及び法概念論への重要な貢献。公平な筆致で今日の英語圏の法哲学の見取り図をも与える。
目次
第1章 法を解明する:モチーフと動機づけ[森村進訳]
1 序論:法哲学の哲学
2 なぜ法を解明するのか?
3 なぜ『法を解明する』なのか?
4 始まりの終わり
第2章 法哲学と法の本性:いくつかの初発の論点[郭舜訳]
1 導 入
2 法哲学と法の本性:いくつかの初発の論点
第3章 法哲学と法の本性:いくつかの異論の検討[郭舜訳]
1 法の本性についての法哲学:理論的に帝国主義的か?
2 法の本性に関する法哲学:「ギルド的排他性」?
3 法の本性に関する法哲学:不可能か?
4 法の本性に関する法哲学:あまりに抽象的で法の社会的性格を無視しているか?
5 法の本性に関する法哲学:固定的でお決まりの問い?
6 結論:法の本性に関する法哲学の形而上学的に穏当で領域適合的な理解
第4章 法哲学の諸問題:多様性、発展、そして強調点の分配[伊藤克彦訳]
1 序:法哲学の諸問題
2 法哲学の理論構築の選択に関する二つの役割
3 法哲学における対象の選択性
4 法哲学における強調点分配の選択性
5 結 論
第5章 法にアプローチする:拘束する二元性、および注意深い用心の態度[森村進訳]
1 序:間接評価的な法哲学へ
2 重要な二元性:法の社会的性格と規範的性格
3 間接評価的な法哲学における法の二元性
4 二元性を正当に取り扱わない:一例の考察
5 法にアプローチする:注意深い用心の態度
6 結論:間接評価的な法哲学にさらに向けて
第6章 自己理解と改訂主義の限界[森村進訳]
1 自己理解の導入
2 法理論の成功不成功への拘束としての自己理解I:これらについて何を行うべきか、またそれはなぜか?
3 法理論の成功不成功への拘束としての自己理解II:これらについて何を行うべきでないか、またそれはなぜか?
4 結論:自己理解、そして改訂主義の限界
第7章 間接評価的法哲学:段階的探究の価値[平井光貴訳]
1 法哲学における評価
2 段階的探究における間接評価的判断
3 法哲学の間接評価的アプローチの利点
第8章 法哲学における連続性と相補性[平井光貴訳]
1 序 論
2 挑戦についての考察
3 IELPとあるべき法
4 法理学の領分の拡大?
訳者解説[平井光貴・伊藤克彦訳]
監訳者あとがき
原 注
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