内容説明
娘の命を救うために不可能に挑んだ家族の物語。2024年6月、映画公開!
【娘の心臓に残された時間はたった10年――】
生まれながらに、心臓に疾患をもっていた娘は医師から、余命10年を宣告される。
娘の心臓に残された時間はたった10年。
何もしなければ、死を待つだけの10年。
これを運命だと諦めるか。抗うか。
町工場を営む家族は、『「人工心臓」をつくり、娘の命を救うという不可能に挑む』ことを決意した。
実話をもとにした感動のノンフィクション。
2024年6月14日(金)、映画『ディア・ファミリー』として公開されます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エピファネイア
85
最近仕事で先天性心疾患のことを少し学んでいる。そんな時出会った本。重度の心臓疾患の我が子を助けるために人工心臓の開発に本気で取り組んだ両親の実話。両親はプラスチックを成形する会社を営んでいたが医療業界とは全く無縁。成形技術だけを頼りに娘を助けるとの一心で無謀とも思える人工心臓開発に挑む。努力と執念に頭が下がる。今は出生後すぐに手術ができるが、当時は9歳になるまで正確な診断すらできなかったらしい。人工心臓こそ実現しなかったが彼らが開発したバルーンカテーテルは現在多くの心臓病の子供たちを救っていることだろう。2024/04/14
うえだ
3
事実を書くのは、書き手がどこまで書くかにかかってる。大泉洋の泣きの演技と違う。アトムのー、タイトルが全て。 2024/04/25
ドアラ
3
大泉洋主演映画が公開予定。私の地元名古屋、しかもご近所が舞台ということで手に取った一冊。町工場の社長が、自分の次女の心臓の難病の立ち向かって人工心臓の開発に取り組むノンフィクション。目標に向かって、あきらめず挑戦する父親の姿、父親や次女を支える妻や姉妹の家族愛。挑戦の中での偶然の出会い。感動場面の多い素敵なストーリー。映画も観てみたいと思わせる一冊。2024/04/16
のっぷ
1
人生は理不尽に満ちている。青く見える他人の芝を羨んでばかりではなく、自分の芝をせっせとメンテし、慈しむことが大事だよねぇ。2024/04/24
古山 雅一
0
家族の愛ですなあ。すごい!