文春文庫<br> アトムの心臓 「ディア・ファミリー」23年間の記録

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文春文庫
アトムの心臓 「ディア・ファミリー」23年間の記録

  • 著者名:清武英利【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 文藝春秋(2024/04発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167922009

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内容説明

娘の命を救うために不可能に挑んだ家族の物語。2024年6月、映画公開!

【娘の心臓に残された時間はたった10年――】

生まれながらに、心臓に疾患をもっていた娘は医師から、余命10年を宣告される。
娘の心臓に残された時間はたった10年。
何もしなければ、死を待つだけの10年。
これを運命だと諦めるか。抗うか。
 
町工場を営む家族は、『「人工心臓」をつくり、娘の命を救うという不可能に挑む』ことを決意した。

実話をもとにした感動のノンフィクション。
 
2024年6月14日(金)、映画『ディア・ファミリー』として公開されます。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ソルティ

201
映画のノベライズ本?かなり泣けたので映画は号泣かも。娘の心臓が悪くて治すには人工心臓しかない、じゃあ作ろう、ってなんの医療知識もない町工場社長のお父さん、その家族⋯カッコよすぎるのよ。お金がないと開発費もないし生きていけないと別のものを作り始めるけどもそれがまた泥臭くかっこいい。関わった人がまたいい人たち。「「いくら妹がいじめられていても、ひっぱたいちゃいけないよ」そんな馬鹿な、とまた頭に血が上った。「いじめた奴と私と、どっちが悪いの!先生はおかしいよ!」職員室に走って、今度は教頭先生に言いつけた。」2024/06/04

エピファネイア

92
最近仕事で先天性心疾患のことを少し学んでいる。そんな時出会った本。重度の心臓疾患の我が子を助けるために人工心臓の開発に本気で取り組んだ両親の実話。両親はプラスチックを成形する会社を営んでいたが医療業界とは全く無縁。成形技術だけを頼りに娘を助けるとの一心で無謀とも思える人工心臓開発に挑む。努力と執念に頭が下がる。今は出生後すぐに手術ができるが、当時は9歳になるまで正確な診断すらできなかったらしい。人工心臓こそ実現しなかったが彼らが開発したバルーンカテーテルは現在多くの心臓病の子供たちを救っていることだろう。2024/04/14

Kazuko Ohta

23
この1カ月ほとんど本を読めていないことの言い訳を先日しました。でも5冊は計上したいよねと薄い本を求めて書店に寄ったら、劇場に行く度に予告編を目にする映画の原作ノンフィクションが平積みされている。お手頃な厚さにも惹かれて購入しました。心臓疾患を抱えて生まれてきた娘のために筒井さんがチャレンジしたことは、正直なところ、専門的すぎてさっぱりわかりません。だからこそ、文系学部出身の彼が人工心臓をつくるために学んだという事実に驚く。外科医を質問攻めにしてついには医療機器を開発するまでに至る。救った命があるのですね。2024/05/16

和尚

17
最初はその父親の半生から始まり、ここが正直あまり感情移入出来ず読みにくかったのですが、その後、娘の病状といじめの話などがありながら、本筋の人工心臓に挑戦する辺りから、この前半の父親の為人があっての物語なんだなと思いました。 人の懐への入り込み、技術者としての姿勢、お金との向き合い。粘り。そしてカテーテルへの転換と、本来の目的からズレることの葛藤。 完成からの、またも粘りとそれが生んだ出会いは熱いものを感じましたね。終わりに向かう寂寥感と喪失感のようなものが残る最後もノンフィクションという感じで良かった。2024/06/08

Kazuko Ohta

15
【再読ではなく、映画版を観たので書き込み】良い話なのにこんな感想で恐縮ですが、私は「老けメイク」が何よりも苦手なため、のっけから大泉洋と菅野美穂の爺婆メイクにドン引き。ずっとこのメイクを見せられたらどうしようかと思いましたが、最初と最後だけでホッ。淡々としていた原作と比べて、映画らしくというのか、泣きに寄せられている感はあります。そこに乗せられるもんかと言いたいところだけど、やっぱり泣きますね。専門的な話も映像になるとわかりやすい。できる、やるぞという心を持ち続けること。頭の下がる思いです。2024/06/16

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