内容説明
女装家心理カウンセラーが挑む、ルッキズム小説。
読み終えた時、鏡に映る自分の顔が違って見える!
「読み終えた時、鏡に映る自分の顔が違って見える!」
と反響の声、続々!
承認欲求、カースト、婚活難民、美容整形……
なぜ人は「美しさ」から逃れられないのか?
美容室・ナルシスの鏡に置かれているのは、
一見、何の変哲もない鏡。
しかしそれは容姿に絶望した人が覗くと
一瞬で、誰もが振りむく姿になれるという
不思議なチカラを宿した鏡でした。
ただし、その姿はあくまでも仮想現実。
そして、「66日を過ぎてもなお
仮想現実の中で生きることを決めると、
元の世界でのその人物の存在は消える」
といういわくつきの鏡だったのです。
この物語の主人公は、
自身の容姿に絶望した2人の女性。
誘き寄せられるように
美容室・ナルシスの鏡へとやってきました。
果たして彼女たちが選択する未来とは――――。
女装家心理カウンセラーが挑む、ルッキズム小説。
衝撃のラストに、涙する人続出。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みかん
6
思いっきり確信をついていて面白かった!見た目が良い人は性格が悪い、そうでない人は心が美しい……みたいな。いやいやそうじゃないでしょ、どちらも性格ブスはいるし。内面重視を唱えることに見た目の善し悪しは関係ないし。ルッキズムって見た目が良い人への偏見や嫌悪感でもあるしそれが性格ブスって言うんだと思う。卑屈になってないで努力しろよ!美人は美人で努力しているんだよ!2024/03/17
Mercy 260
2
「見た目だけじゃない、あなたの良いところに目を向けてくれる人がいる」という、いい話だが陳腐な話かと思いきや後半でガツンと頭を殴られた感覚。 誰しも何かのコンプレックスを抱えていて、苦労してない人間なんていない。「仕方がない、どうしようもない」ではなく、自分が抱える劣等感をまず認めること。躊躇わず助けを求め、素直に向き合っていくことで人生は豊かになるよというお話。2024/04/03