内容説明
中東やウクライナでの戦争をはじめ、ポピュリズムとAIの台頭という社会構造の激変は世界をどう変えるか。かつてない民主主義の危機に、今、世界で最も注目される知性の言葉からヒントを探る。I・ブレマー、F・フクヤマ、J・ナイ、S・アイエンガー、D・アセモグルほか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
trazom
100
世界の知性が何を語るかと期待して読んだが、全く心が躍らないのは読み手の側の問題だろうか。ロシアや中国などの国際情勢や、トランプ氏復活をめぐる米国の危機に関するコメントばかりで、民主主義の本質に迫る議論にならない。唯一、アセモグル博士が豊かさや繁栄の本質を問い、ブレナン博士がエピストクラシーを提言したことを除けば。これは聞き手の責任だと思う。「民主主義は最悪の政治形態。但し過去に試された他の全ての政治形態を除いて」というチャーチル氏の言葉を引用するような姿勢では「民主主義の危機」という議論になるはずがない。2024/04/17
Melody_Nelson
4
アメリカ大統領選が近づいていることもあり、トランプ体制を憂う知識人たち。さらにはプーチン、習近平と、権威主義大好きな人たちが大国のリーダーという現代の悲哀。ただ、そうした政治的な話の他に、ニーアル・ファーガソン氏が言及した大地の危機(地震とか火山とか)に興味を持った。確かに気候変動についてはグローバルに取りざたされているけれど、最近頻発している地震や火山噴火にももっと注意を払うべきだろう(日本などは払ってるけど)。あとは、ジョセフ・ナイ氏がいう「ソフトパワー」の重要性というにも納得。2024/04/05
白いカラス
4
私の周りでもロシアや中国の政治体制の方が良いのではないかという声が聞こえてくることがある。しかし、チャーチルが述べているように民主主義は最悪の政治形態であるかもしてないが過去に試された政治形態よりは良いと私も思う。確かに民主主義の後退が起きているかもしれないが、起きているかどうかは議論の余地があるのではないか?2024/03/27
セシリア
1
7名の研究者たちが、現在そして未来の世界について、それぞれの立場で持論を展開。多様化して目まぐるしく変わる時代にあって、自分の頭でしっかり考え大切なことを見失わないようにしたい。2025/07/28
takao
1
ふむ2024/08/03
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