光文社新書<br> 〈共働き・共育て〉世代の本音~新しいキャリア観が社会を変える~

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光文社新書
〈共働き・共育て〉世代の本音~新しいキャリア観が社会を変える~

  • ISBN:9784334102494

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内容説明

すべてのケアワークを妻に担わせ、ペイドワークに無制限に時間を使えた中高年男性の経営層と、〈共働き・共育て〉を指向するミレニアル世代では、ワーク・ライフ・バランスの感覚に大きな隔たりがある。大規模アンケートで明らかになったミレニアル世代の「デュアルキャリアカップル」(それぞれがキャリアを自律的に考えて形成し、仕事も家庭も充実させる夫婦)の本音と苦悩、両立のための戦略、そして企業が取るべき対策とは。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

31
共働き・共育てを指向するミレニアル世代がいかに仕事と生活、子育てを両立し、そのための様々な障害にどう対処しているかについて、インタビュー調査を書籍化した1冊。子育てしながら夫婦で働くリアルはどうなっているのか。育休制度を活用できない職場の風土、妻のキャリアは夫の足場次第という現状。男性の仕事中心の生活、女性のキャリアロスに陥らないための奮闘が描かれ、企業やマネジメント層の意識刷新も説かれていましたが、相当頑張らないと続きそうもない様子が伺えて、やはり職場環境に余裕がなさすぎるのが一番の課題な気がしますね。2024/04/09

リットン

6
新卒時代から会社に恵まれ、そもそも古典的な会社を自分が候補にも入れていないこともあり、そんな古くさいこと言ってる会社があるのか、と思ってしまう。会社としては融通を効かせた働き方がなければ、今後求心力がなくなっていくと思うけどなぁ。働く側としては、自分のキャリアパスを無理に固定化せず、育休や産休で中断することも、会社との折り合いがつかず転職することも、すべてを選択肢として受け入れて、ある意味場当たり的なキャリアでもいいんじゃないのかなと思うなぁ。2024/04/16

しゅん

1
共働き夫婦の葛藤、工夫、戦略、キャリアについての事例が語られている。 仕事と育児のバランス、同僚や上司からの理解、家庭での妻との関係性などの同じような悩みを抱えるお父さんたちの声が聞けてすごく共感することができた。2024/03/28

ひのき

0
キャリアって何だろうという感じ。キャリアのために時短取らないとか、残業するとか。給料少し減っても良いから毎日1時間早く帰りたい。子どもが小さくて必要される期間は短い。そっちのが大事。うちはしょぼくて法律最低限しか時短がない。毎日ほとんど定時前後3分でタイムカード、有休もほぼ取っている。死ぬ間際に後悔することに、仕事ばかりしなければよかったというのがある。2024/04/24

haru

0
デュアルキャリアカップルの指南書である一方、日本においてデュアルキャリアカップルであることのハードルの高さがよく分かる本。 子育てと仕事の両立のために、4時に起床や子どものお迎えは20時なので子どもの夕食は保育園で食べさせている、女性は産育休を見据えたキャリアプランを20代から考えておくと良い等、ここまでしないと日本では仕事と家庭の両立ができないのかと驚愕した。 法定の労働時間を短くするなど、抜本的な労働環境と労働文化の改善が急務であると感じる。2024/04/05

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