日経プレミアシリーズ<br> シン・日本の経営 悲観バイアスを排す

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日経プレミアシリーズ
シン・日本の経営 悲観バイアスを排す

  • 著者名:ウリケ・シェーデ【著】/渡部典子【訳】
  • 価格 ¥1,210(本体¥1,100)
  • 日経BP(2024/03発売)
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  • ISBN:9784296118779

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内容説明

日本企業は世間で言われるよりもはるかに強い。グローバルな最先端技術の領域で事業を展開する機敏で賢い数多くの企業。その顔ぶれ、昭和の経営から令和の経営への転換、イノベーターとしての競争力、見えざる技術・製品をベースとする事業戦略、タイトなカルチャーのもとでの変革マネジメントを解説する。

目次

はじめに 
本書のメッセージ  

第1章 再浮上する日本

第2章 2020年代は変革の絶好の機会である

第3章 「舞の海戦略」へのピボット

第4章 優れたシン・日本企業に共通する「7P」

第5章 「舞の海戦略」の設計

第6章  日本の「タイト」なカルチャー――なぜ変化が遅いのか

第7章  日本の企業カルチャー――タイトな国でいかに変革を進めるか

第8章  日本の未来はどうなるのか――日本型イノベーション・システムへ

第9章 結論 「シン・日本の経営」の出現

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うえぽん

44
日本在住歴のあるUCSD教授による日本企業再興論。近年、主要先端製品・部材の世界シェアで日系企業が多くのニッチ市場を席巻するようになった理由を「舞の海戦略」と呼び、先行し続けるための新技術開発を評価。行動規範強度が強い「タイト」な文化を持つ日本の企業で変革を進めるため、礼儀正しい、適切、迷惑を掛けないの3規範のうち1つは欠けてもいいとし、リーダーの明確な行動等のLEASHモデルの適用を薦める。シリコンバレー等はモデルとせず、よりバランスの取れたスタートアップ創出を促す。過度な悲観論を中和するための好材料。2025/08/16

HMax

32
「再浮上する日本に期待がある」。株価が42,000円を超えても悲観論が蔓延する日本、改革が遅いのは安定と引き換えに自分自身が選んだ代償である。日本の変化はタイトな文化の国であり、数多くの改革者が時間をかけて進めてきた改革がようやく地に足のついたものとなりつつある。 「何もしない方が得な日本」「男性中心企業の終焉」と本書には共通した「日本のタイトな文化」の中での最適解を実行している先進企業が、ここ数年で数多く出てきていることは確か。後はこの流れを汲み後押しする政治家が出てくれば日本の将来も安泰。2024/07/13

7
新しい視点の日本論。気付きが多かったように思う。日本人が思うほど日本は悲劇的な状況ではない。派手ではないけれども、深いところで日本は着実に進化している。キーワードは、「ジャパン・インサイド」、「ディープテック」。タイト(皆が同じ規範を強く支持)なのかルーズ(皆が強く支持する規範が少ない)なのかは違いであって優劣ではない。タイト代表格の日本がルーズ代表格のアメリカをベンチマークすると間違える。目指すべきは舞の海のように小回りがきいて技数が多いスタイル。悲観しすぎずに、でも変革にチャレンジを。2024/03/26

静岡茶

5
日本は、保守、遅咲き、厳格な大企業が実はコアコンピタンスだそうな。全ての大企業には言えないが、製造業はそう言い切ってもいいんだろう。マスメディアなどそっちの大企業は強みがあるとは思えないので、業界別に評価して欲しいなぁ。 2025/02/01

mol

5
日米欧の企業分析において「タイト・ルーズ理論」を持ち出し、日本はタイト、米国はルーズでどちらにも長所、短所があると分析している。日本はすぐに米国との比較でスピードに欠けるからダメだとなりがちだが、「スピードの遅さは日本の合理的選択。長期的には優位性になりえる」との指摘は一理あると思った。そういう視点でみると、スピードあふれる米ビッグテックが今後長期的に成長できるかといった興味も湧いてくる。2025/01/26

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